意識の変容 Ｍ２２６

意識の変容

山口県光市の事件の記事に関する質問を頂きました。電話でも、何件か聞かれましたが、「意識の変容」についての説明になりますので、参考にしてください。

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こんにちは。大変ご無沙汰しています。○○です。

今回の、山口県光市の母子殺害事件に関しての下記のメールにて、お聞きしたいことがあり、メール致しました。事件当初から、これほど迄、気を引きつけられていた事例は今までありません。本村洋さんという方に対する引き付けられる想いです。

事件当初から、今回に至るまで彼の、マスコミに対するコメントは一言、一言が凄く重みを感じられる内容です。何が、これほど迄自分の気持ちを揺り動かすのか?ずっと、考えてきましたが、今回の内容を読ませて頂き解ったような気がします。

しかしながら、下記の内容----------------

> 　人は、誰もが本来の自己に到達できれば、これほどのすごい
> パワーが引き出せる！！という、お手本を示してくれています。

> 　ですから、私達が見えないものも見えているのです。

この意味は、とても深い。。。

確かに、本村さんのパワーは、報道陣の質問など、まるで次元の違う
人種のごとくはね飛ばしてしまうのですから。。。本来の自己の到達とは?、見えないものが見えるとは?日々、お忙しいでしようが、又ご返信頂ければ有り難いです。宜しくお願い致します。

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メール有り難うございました。この裁判の判決には、専門家の色々な意見が述べられていますが、本村さんの意識を心の奥の奥まで深めた！という見解は見当たりませんでした。勧善懲悪的なマスコミや社会の風潮に裁判官が従った！という内容の論調が多いようです。

　
＞何が、これほど迄自分の気持ちを揺り動かすのか?

＞ずっと、考えてきましたが、今回のメルマガの内容を読ませて頂き
＞解ったような気がします。

　
能望を実践している人なら本村さんの並々ならぬ波動を感じられる人が多かったと思います。弁護士の軍団は、専門的な技法やテクニックさえ優れていれば、つまりスキルを磨けば、どんな裁判でも勝てる！と、確信していたと思います。

　
徹底した理詰めの戦いが、今までの日本の裁判の慣習のようですから20人以上もの弁護士が知恵を結集して最良の方法を選んだのです。さらに、多勢に無勢！で、数の論理からも、多数が正義になる！という考えもあり、本村さんが不利だったのです。

　
さて、

> 人は、誰もが本来の自己に到達できれば、これほどのすごい
> パワーが引き出せる！！という、お手本を示してくれています。

本村さんは、9年かかって、自分の心の中に分厚くそびえるエゴや自我の壁を超えることができ、本来の自己＝大いなる自己に到達できたのです。

　
その前にも、最高裁の判事の心を動かして、差し戻しになっておりますから、7年から8年かかって、かなり深いレベルまで、到達していたことになります。本村洋さんの現在は、全てを受け容れて、恨みや悲しみを超越し、犯人の魂の尊厳までも、思いやっているのです。

　
事件直後の最初の裁判で、無期懲役の判決が下されると、「自分の手で、犯人の少年を殺します！」と、断言していましたが、その時分とは明らかに意識の変容がみられ、別人になっているのです。
　
　
この違いは、彼の深い感謝の念や、憎しみの対象である元少年の命にまで、思いやりを見せている点からも、心の奥を本当に深めて、意識の変容＝本来の自己＝大いなる自己に到達したのが推測できます。