心と体が究極的に統一した状態 M668’

心と体が究極的に統一した状態



「ゾーン」体験については、シンクロにも関連があります。「ゾーン」体験の秘訣は考えないこと!

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シカゴ・ブルズ勝利への意識革命』〜フィル・ジャクソン

 
運動選手の中には、この主の精神状態を「集中ゾーン」と呼ぶ人もいる。秘訣は、考えないことだ。と言っても、馬鹿になるのではない。
とめどなく次から次へと浮かぶ考えを鎮めて、自分の体が、頭に邪魔されることなく、やるように訓練されてきたことを本能的にできるようにするという意味だ。

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不安や緊張などがひき起こす余計な情報処理を少なくし、身体感覚に極度に集中できていると、体が直感的に動くことができ、的確で素早い「いい動き」をしてくれます。これが「ゾーン」体験というわけです。「ゾーン」体験ではしばしば心が体に一致した感覚、が語られますが、まさに、心と体が究極的に統一した状態といえるのです。

 
実際には、入学試験、スポーツ競技、会議での発表、大勢の人前でのスピーチなど、私たちは緊張してしまいます。必要以上にあがってしまい、普段からできることが緊張すると実力通りに力を発揮できなくなります。

 
実力を発揮する「秘訣は、考えないことだ!」と言われても、心臓はどきどきして心拍リズム乱れ、脳はパニック状態になってしまいます。不安や緊張などがひき起こす余計な情報処理とは、過去の経験や未来に対する恐れなど、膨大な脳の記憶のことです。

 
膨大な過去の記憶とは、ハワイの秘法でもこの記憶をゼロにすることが最優先することでした。私達は、深呼吸をすることで、経験的に少し緊張状態を緩和させることを知っています。

 
科学的にも、深呼吸は心拍リズムを安定させる効果があります。さらに、スタンフォード大学名誉教授らによる科学的な実験によって、「感謝」「いたわり」「共感」などの感情を想起することが、心拍リズムを安定させる高い効果があることがわかってきたそうです。

 
西洋の科学では最近になってやっと解明されてきましたが、東洋では2500年も前から継承されている叡智になります。最近の脳研究によって、脳の機能は、心拍リズムやホルモンのバランスによって影響を受けることもわかってきました。

 
感謝や純粋な愛を深めることが、心拍リズムを理想的な状態にすることができるだけでなく、脳の機能、つまり集中力や思考力を高めることができるようになるのです。

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五十音の「愛を植えよう」の語呂合わせは、まんざらでもなくなってきました。というよりも、エネルギーの観点からすれば、能望や五十音は飛び切り優れている!と思われます。

 
能望の実践は、理屈抜きで、誰もが「感謝」が深まります。唱えるだけで多幸感もあり、脳内ホルモンが分泌して、心拍リズムを理想的な状態にしてくれます。さらに、脳の機能、つまり集中力や思考力を高めることもできるようになるのです。これは、五十音の言霊の「愛を植えよう」の実践も、同じことが言えます。

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「ゾーン」体験と同じような概念に「フロー」体験という言葉も
あります。〜ウィキペディアWikipedia)〜から抜粋--------


フロー(英語:Flow )とは、人間がそのときしていることに、
完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、精神的な状態をいう。ZONE、ピークエクスペリエンスとも呼ばれる。


心理学者のミハイ・チクセントミハイによって提唱され、その概念は、あらゆる分野に渡って広く論及されている。ミハイ・チクセントミハイが見たところによれば、明確に列挙することができるフロー体験の構成要素が存在する。彼は8つ挙げている。


明確な目的(予想と法則が認識できる)


専念と集中、注意力の限定された分野への高度な集中。(活動に従事する人が、それに深く集中し探求する機会を持つ)


自己に対する意識の感覚の低下、活動と意識の融合。


時間感覚のゆがみ - 時間への我々の主体的な経験の変更


直接的で即座な反応(活動の過程における成功と失敗が明確で、行動が必要に応じて調節される)


能力の水準と難易度とのバランス(活動が易しすぎず、難しすぎない)


状況や活動を自分で制御している感覚。


活動に本質的な価値がある、だから活動が苦にならない。


フローを経験するためにこれら要素のすべてが必要というわけではない。フローに入るためのもう一つの重要な条件に、他者に妨害されない環境がある。電話がかかってきたり、だれかが部屋に入ってきたり
といったいかなる妨害であっても、おそらくフロー経験から引きずり出され、それに対応するモードに移行してしまうだろう。


この概念は西欧心理学の中ではチクセントミハイによってフロー体験というのは、ごく大雑把に言えば、あることに熱中して、寝食も忘れ、没頭しているような状態のことを言います。 はじめて示したと言える。


しかし、彼はこの心理現象に気づき、それに基づく技術を開発したのは、ほぼ間違いなく彼が最初ではないと、彼自身、躊躇なく認めている。2500年以上前、仏教や道教といった東洋の精神的な伝統の実践者は、この訓練を彼らの精神開発の非常に中心的な部分として磨いた。


日本の実践者は、そのような禅の技術を、彼らの選んだ、剣道から生け花までを含む、芸術の形式(芸道など)を習得するために学んだ。あまりに使われすぎた慣用句「ビーイング・アット・ワン・ウィズ・シングス」(物と一体化する)も、この概念を説明するのに使われる。

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この概念も、2500年以上前、仏教や道教といった東洋の精神的な伝統の実践者は、この訓練を彼らの精神開発の非常に中心的な部分として磨いた。と、ありますから・・・。東洋には存在していて、西洋の科学がやっと気づいたことになります。