フロー状態 M1’’

フロー状態



心理学用語に『フロー状態』という言葉があります。これは、何かに深く没頭することによって、その行為の流れ(フロー)と一つになった状態を指す意味になります。「流れ」に乗り、鋭い集中の状態に入った時、周りの雑音や時間の経過などまったく気にならなくなり、そして、フロー状態で行った作業には素晴らしい成果となるのです。

 
一流のスポーツ選手、オリンピックの金メダリストや偉業を成し遂げた人々、大きな業績をあげている経営者などの多くが、このフロー状態になるいくつかの条件を高いレベルで身につけていることがわかってきました。普通の人でもワクワクして乗っている時、なんでもとんとん拍子に物事がうまく行く時、ただ生きているだけで分けもなく幸せな時などは、『フロー状態』と言えるのです。

 
世の中には、ごくわずかですが、とん・とん拍子よりもさらに上のレベルの、とん・とん・とん!と、3拍子もうまく行っている人もおります。このように、何から何までうまく行く!というのも『フロー状態』と言えるのです。このような状態を積み重ねて、フロー状態になるいくつかの条件を高いレベルで身につける事ができれば、一般の人にも有り得ない奇跡や大きな業績に結びつくことができるのです。

 
フロー状態にあるとき、人は自分のもつ能力を最大限に発揮できて、シンクロニシティが頻繁に起きます。ですから、先ほどの、強い、高い、良い、長い波動を常に意識してそれらの波動との同調を心がければフロー状態の条件になるのです。このフローという言葉を初めて聞く人もいるかも知れませんが、英語では、流れる現象のことをフローと言います。現代では、フローチャートとかマネーフローとか、日本語のように使われていますから、誰もが知っている言葉だと思いますが、心理学用語の『フロー状態』となると、それほど、多くの人には
知られてはいません。

 
現代の教育に対する考え方、仕事に対する考え方は成果主義が主流なので、このフロー状態の概念がことごとく、そぎ落とされています。心のワクワク感や満足感を抑えて学習や仕事をすること、報酬を得ることだけが唯一の絶対的価値観となり、社会の価値観がそのことで動いているのです。けれども、遊び、学習、仕事、家事・・・すべてフロー状態にあることが最も望ましいことであり、フロー状態で有り続けることが最も幸福で、能力が発揮でき、さらに能力を伸ばし続け、夢や願望を叶える奇跡が実現する
ことになるのです。

 
従来の考え方からしても、話は矛盾しているようにも思われますが、自分の持てる能力が最高の状態に高められて、最高の幸福感の状態になり、夢や願望が叶えられるのですから、これほど素晴らしいことはないと思います。「フロー」に関しては、過去に何度も紹介しましたが、ここでは、単なる流れではなく、心理学者チクセントミハイ教授が提唱した「フロー」の概念のことで、人間が最高の能力を発揮する状態のZONE(ゾーン)とか、ピークパフォーマンスとも呼ばれています。

 
フローの状態では、心理的には誰もが「超幸せ」な「至福」の状態になります。心のエネルギーが最高潮に高まり、心の本流に乗るから「神がかり」的な奇跡が起きて、何事も自分の思い通りに願いが叶うのです。自分の本来持っているエネルギーの流れ=心の本流に乗ることも、フロー状態と言われております。

 
生まれた時は誰もが素晴らしいエネルギーの流れを持っていたのですが、ほとんどの人が成長するにつれてその流れを封印してしまうのです。現代社会の競争原理、成果主義、合理的な思考は、人間の能力を
高めるように思われますが、実際は、人間が本来持っているエネルギーの流れ=本流から外れてしまい、本来持っている能力をことごとく退化させてしまうのです。ほとんどの人が、本来の素晴らしいエネルギーを封印しているのです。

 
ところが、その封印のプログラムを解除すれば、フローの状態がよみがえってくるのです。例えば、サッカー選手がフロー状態に入ると、ゴール前のすべての技は、神業となり、どんなに難しいシュートでも「完璧に」決まってしまうのです。フロー状態にあるとき、人は自分のもつ能力を最大限に発揮できて、周りがスローモーションに見えて、空間がひろがり、選手間の境界もなくなり、相手チームの選手の動きも、心の中もすべて見えてくるのです。にわかに信じられないと思いますが、このフローの流れの中では、魔法の様な奇跡が起きるのです。

 
バスケットボールでも、野球でも、すべてのスポーツでも同じ現象が
起きていて、一流スポーツ選手達の間では良く知られている現象なのです。水泳の北島選手が、オリンピックで優勝した時「超気持ちいい!」と、発言したのは、競技中は、フローの状態になり、本来の力を発揮できて思い通りの結果になったから、彼の心の中から素直に出た言葉なのです。空間がひろがり、選手間の境界がなくなる!というのは右脳の特徴でもあります。

 
左脳が破壊された、アメリカの脳科学者が脳梗塞から回復して自分の
体験から右脳の性質を説明されています。彼女によりますと、左脳が破壊され右脳の支配になると人と人との境界がなくなり、空間も時間も超越して、心は穏やかになります!と説明されています。そして、シンクロニシティが頻繁に起きる現象とフローの状態には、非常に相関性があり、多くの人がシンクロ現象を指摘しております。

 
フロー状態になると、シンクロニシティが頻繁に起こりますシンクロニシティが起きるからフローの状態になる!と言っても過言でないくらいシンクロがフロー状態のバロメーターになっているのです。他人にフォーカスして、それに没入するときも、そして、命中しようとする的と心の中で、一体化している時も、フロー状態に入る確率が高くなります。

 
役者が登場人物に成りきる!尊敬する人物にフォーカスして完全になりきる!望ましい自分の理想像になりきる!など、フロー状態の入り口になります。シンクロニシティとは偶然の一致のことです。一体化とか一致とか人の意識が一体化に向けられるとフロー状態のエネルギーの流れにも同調するように高い確率でシンクロニシティが起き、フロー状態になるのです。

 
オバマ大統領が大統領選の時、リンカーンにフォーカスして没入し、彼が完全にリンカーンになりきったから、フロー状態に入り、黒人がアメリカの大統領になるという、従来では考えられなかった奇跡が起きたのです。大統領就任演説の時もリンカーンと同じように列車でワシントン入りして世界中のメディアが注目し、200万人以上の聴衆の
前で堂々と演説しました。まるで、リンカーン大統領が乗り移ったようなみごとな演説で、アメリカ国民ばかりか世界中に感動を与えてくれました。


この様な一体化のフローの状態にあるときは、高次元の自己とのコミュニケーションも可能になってきます。読者の方にも対話の相手はインナーCEOであったり、龍神様であったり、漠然とした神様であったり、様々ですが、それぞれ、コミュニケーションをしておりますので、これもフロー状態に入っていることになります。教材では、フロー状態になるいくつかの条件を高いレベルで身につけられるように説明します。

 
金剛界=ダイヤモンドのマンダラと、胎蔵界マトリックスのマンダラが一体化すれば、左脳と右脳が協力して、運命が確実に好転します。金剛界=ダイヤモンドのマンダラと、胎蔵界マトリックス
マンダラが一体化すれば、フローの状態になる!という天からのメッセージがありました。夢が叶う、願望が達成される、アイデアや素晴らしいものや現象が創造される、芸術の傑作が創作される!フローの状態を、しっかりと学んでください。


成功塾 入門コース
あなたの潜在意識の浄化も、世間を支配しているマイナスの領域もそして、人類の共通意識であるアカシック・レコードへのアクセスもあなたのエネルギーレベルー=意識レベルを高めることにより、可能になるのです