古代ギリシャの偉大な巨匠たち


1、タレス

ピラミッドの高さはこうして求められた。
棒を地面にたて、棒の高さと影の長さが等しくなるとき、ピラミッドの影を観察。
巨大なピラミッドは、その影から容易に求められた。



2、ピタゴラス

「万物は数からなる」。
数(正の整数)こそが自然界の全てを説明すると考え、協和音を発する複数の弦の長さが簡単な整数比をとることや、辺の長さが3:4:5という整数比になる直角3角形が、調和のとれた関係(ピタゴラスの定理)をみたすことなどをあげている。後にあの哲学者”プラトン”などに影響を与えた。



3、アルキメデス 特別 ”エピソード”


(1)「アルキメデスの原理」

物体には、下向きにはたらくのが重力、上にはたらくのが浮力。この浮力の大きさが、水中にある物体の体積と同量の水の重さ(押し出された水の重さ)に等しい。

シラクサのヒエロン王”の王冠が、100%金でできているかどうかの調査を、依頼されたアルキメデスは、自宅の風呂でこの原理を発見し、「エウレカ(わかったぞ)!!」といって、うれしくて裸で町中を、かけまわったという。


(2)「てこの原理」

”十分に長い棒と場所さえ与えてくれれば、地球をも動かしてみせる。”


(3)「取りつくし法」

現代の微分につながる方法で、円周率の計算(ただし、そのものではない)を行っている。
彼の計算では71分の223<π<7分の22。


(4)敵に”神と戦っているようだ!!”と錯覚させた。

ロ−マ対シラクサの戦争中、巨大な”カギ”を使って敵の軍艦を
持ち上げたり、石や矢を次々と発射できる装置でローマ軍を驚かせた。