サイコスフィア M676

サイコスフィア



サイコスフィアまたはバイブレーションの繭(まゆ)とは?

 
『超巨大「宇宙文明」の真相』の本には、アカシック・レコードと思われる記述があります。


各惑星の周りはその創造以来、光速の7倍で回転するある種のサイコスフィアまたはバイブレーションの繭で取り囲まれている。この繭は、いわば惑星上のすべての出来事を完全に吸収する吸取器のように作用する。地球上の我々には繭の中味にアクセスすることは不可能で、その中の“ストーリー”を読む術(すべ)はない。

  
中略----------------


問題は波長よりもむしろ繭のバイブレーションに合わせる事にある
という。宇宙の不可欠な部分をなしている人間には<アストラル体>があるのでそれが可能である。

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このサイコスフィアは明らかにアカシック・レコードのことです。東洋的に言えば、虚空蔵のことです。この「虚空蔵」とは、サンスクリット語アーカーシャガルバのことで、神智学のブラバッキー女史や人智学のシュタイナーが
アーカーシャに参入する」と本に書いていますので、彼らが、アーカーシャという言葉を使ってから、西洋では、アカシック・レコード
になったのです。

 
アカシック・レコードとは、虚空蔵のアーカーシャガルバが由来なのです。西洋がその概念を知る何千年も前に東洋にはその概念があったのです。空海は、その虚空の空間に入ると「五大に響きあり、十界に言語を具す」(物質と精神には響きがあって、それぞれに言葉を用意している。)と、書いていますが、「虚空蔵」のアーカーシャの音を聞くという体験が、繭のバイブレーションに合わせること!を示唆しているようにも思われます。

 
空海は、仏教の教えで「虚空蔵」の概念を知り、さらに、釈迦は古代インドからの伝承で知り、古代インドには、何万年も以前から存在していた古代の叡智が残されていたのです。つまり、古代の文明の叡智が、古代のインドに伝へ、それが、虚空蔵の仏様に転化して、何千年も経過しても現代にその叡智の痕跡が継承されているのです。虚空蔵ですから、宇宙の虚空に存在する叡智、蔵とは、天海蔵などでも知られていますが、図書館のことです。蔵書という言葉もあります。少なくとも2500年前に、宇宙に地球の歴史をすべて保存しているデータベースの様な図書館がある!という概念を持つことは不自然なことですから、それを抽象化して、記憶や知識の菩薩になったものと思われます。

 
歴史学者や、科学者は、そんなことは考えられない!と、一笑して、受け入れない考えになっていますが、古代に進んだ文明の存在が認められれば、納得できるものです。サイコスフィア=バイブレーションの繭=虚空蔵=アカシック・レコード=意識のデータベース=人類の集合無意識。色々呼び方は違いますが、3次元の物質界には存在していません。

 
宇宙の「虚空蔵」は文字通り「虚空を蔵する」の意で、虚空蔵菩薩とは広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩、という意味です。そのため智恵や知識、記憶といった面での利益をもたらす菩薩として信仰されてきました。その修法「虚空蔵求聞持法」は、一定の作法に則って真言を百日間かけて百万回唱えるというもので、これを修した行者は、あらゆる経典を記憶し、理解して忘れる事がなくなると言われております。

 
記憶力増進を祈念する修法「虚空蔵求聞持法」で用いられる「ノウボウ アキャシャ ギャラバヤ オン アリキャ マリ ボリ ソワカ」
(Namah Ākāśagarbhāya, OM arika mari muri svāhā)
が知られています。


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私は、この求聞持法の真言だけは別格に思って、「能望」と名づけて、皆さんに実践を勧めてきたのです。音の響きの観点からも、エネルギーの上昇という観点からも、現代の科学では考えられない叡智を感じるので勧めてきたのです。空海が体験して偉大な天才になった音の響き、天才へ導くバイブレーションを皆様に勧めてきたのです。サイコスフィアまたはバイブレーションの繭は、いわば惑星上のすべての出来事を完全に吸収する吸取器のように作用する!となっていて、地球の周りに存在しているように、人間にも、個人の過去世の体験のすべてを記憶しているアストラル体があり、サイコスフィアと相事象になっています。


アストラル体に働きかけることが、サイコスフィアにも働きかけることになると思います。アストラル体に高いエネルギーのバイブレーションを響かせるのです。内なる叡智に働きかけることが、 アカシック・レコードにもアクセスすることにもなるのです 。アストラル体に害になり、ダメージを与えるのが騒音で、騒音は、脳や生理体、アストラル体をひじょうに危険なバイブレーションにさらしている!と、本にも書いていますが、この音を大切にする概念は、観音様という仏様がおりますが、音を観るですから、アストラル体に、ダメージを与える騒音の概念も重要視していたから、観音様やお経などがあるものと思われます。

 
ちなみに、今年は、子(ねずみ)年なので、千手観音が守り本尊になります。千の手に目がついているのですから、アストラル体の様な
情報網にも思えるし、アストラル体を騒音やマイナスの波動から千の手が守っているようにも思われます。母なる地球と子なる人間の記憶のデータベースに共通しているアクセス・コードの核心に迫る追求ですから、2008年は色々なことに気づかされます。音といえば、白隠禅師の、隻手(せきしゅ)の声という禅の公案が有名ですが。隻手とは片手のことです。この隻手の声がわずかでも耳に入る時には、超能力(六神通)を得る!と、なっております。


これは、静寂な境地になり、次元を超越したところから、ヒラメキや
直感の声を聴くということではないでしょうか。ひらめきや直感の声というのは、疑問に思っているものが瞬時に分かったり、迷っていることを教えてくれたり、そして、「なるほど!」と、気づかせてくれるものです。さらに、超能力(六神通)を得る!ということは、内なる叡智、つまり、真の自我=大いなる自己への目覚めであり、さらに進んで、創造主の「悟」(アー)、大宇宙意識の「無」(ムー)と
いう根源の波動との一体化だと思います。創造主とは、ブラフマンであり、大日如来であり、阿弥陀仏であり、涅槃寂静の境地であり、統一場でもあります。

 
倍音を聴いていると、「静かさや岩に染み入る蝉の声!」という、芭蕉の俳句が浮かんできますが、「せみしぐれが岩と一体化!」して、大自然に溶け込んでしまい。「自分も大自然と一体化!」している芭蕉の心情に共感してきます。芭蕉は「せみしぐれ」の声を聴いていて、心と音の響きと一体化し、瞑想状態になり、脳波はシータ波になり、次元を超越して、ひらめき創作できたのではないでしょうか。「古池や蛙飛びこむ水の音」の俳句も、作者は、音を観るごとく、心情を深めていて、音の振動が観えるように伝わってきます。

 
松尾芭蕉は蕉風と呼ばれる芸術性の高い句風を確立し「俳聖」と呼ばれて俳句の世界では、誰もが知っている歴史上の人物です。五十音の倍音のバイブレーションは、アストラル体を修復し、次元を超越したところから、ヒラメキや直感の声を聴くことができる!と、確信しています。現代の騒音だらけの環境下で、エネルギーレベルの高い音の
響きと一体化して、アストラル体を修復し、望ましき現実を招いて下さい。