「あいうえお」で、脳内革命 M286

「あいうえお」で、脳内革命



第3弾の、“「あいうえお」で、脳内革命”の半分が書けました。ここのところ、第1弾、第2弾と続けて書いていますので、通常なら書くネタもなくなり、詰まってしまい、肩こりや、疲労困憊になるところですが、相変わらず、短時間睡眠でも疲れがとれて、肩こりもありません。第3弾を仕上げたら、ばったり!と、倒れるかもしれませんが、とにかく、五十音の響きは、とんでもないエネルギーがあります。


それでは、「はじめに」から--------------------


はじめに


脳の活性化は90%が音の影響にあり!


音のアインシュタインと言われていた、フランスの耳鼻咽喉科医の医学博士であるトマティス博士は、「脳を活性化する90%は音の影響によるものである!」と、断言しております。今までの常識から考えると、脳のエネルギー源は、食べ物でした。「健脳サプリ」や「健脳食品」という言葉もあり、「健脳食」という本もあります。私は、受験生のために、この種の本を真剣に読んで、脳の働きを良くするには、納豆や玄米、豆類、クルミなど、勉強で疲れた時や、受験会場では、「甘いもの」を、勧めていました。

 
しかし、トマティス博士は、まったく違っていて、「脳を活性化する90%は、周波数の高い音である!」と言い切っているのです。そして、 私が、大切だと思っていた「健脳食品」の脳への影響は、残りの10%しかない!と、言われるのです。その例として、東洋のお坊さんを見よ!と、言っております。高い音の出る姿勢をとり、マントラ(お経)を唱えます。その音を最初に聞くのはその人自身です。お坊さんは、自らの高い音声を出しながら、自分の脳にエネルギーを与えて、活性化しているのです。だからお坊さんは元気で長生きをしているのだと言っています。お坊さんは、奈良時代から現代まで、一般の人の平均寿命よりも、20歳〜30歳は長寿である!という、データもあります。

 
確かに、音は振動ですからエネルギーです。エネルギーですから、電気のような活力の原動力にもなります。胎児は、お母さんの音を、耳ではなく脊椎を使って聴いているそうです。お母さんの声や音が脊椎を通って、神経の内耳に伝わり、それを聞きながら成長を続け、何ヶ月も日本語のトレーニングを受けて生れてくるそうです。そのときに聞いたお母さんの音や声は、高い高周波の音だけで、胎児の時から、脳にエネルギーを得ているようです。脳の活力の90%も占めているエネルギー源が「音」になる!とは、氣のエネルギーの概念のない科学者には受け入れられない学説です。

 
また、トマティス博士は、人間のからだはチェロのようにひとつの楽器となって、それぞれの音に対応していると伝えています。125ヘルツはひざに対応しています。250は生殖器で、500ヘルツは腰です。胃は1,000ヘルツ、胸は2,000ヘルツ、4,000ヘルツは首、そして、8,000ヘルツは頭頂部になっています。不健康で暗い人は暗い響きをもつ音声を出し、楽しい人は楽しい音声を出すことがわかっています。知らぬまに過去を引きずって、思い出に支配されている暗い人生でも、周波数の高い音声によって修正ができるそうです。

 
音声によって、過去のトラウマも解消できるのです。それぞれの周波数の音声は、背骨のずれを修正したり、各々の臓器や部位にエネルギーを送って癒したり、疲労の回復や病気の治癒まで、音声は、自然治癒力に働きかけるのです。コミュニケーション能力、集中力の持続、思考力、クリエーション=創造力、豊かな表現力などの各種の能力も、脳を活性化する90%の音のパワーで高まるのです。

 
ルフレッド・トマテイス博士は、耳鼻科医であると同時に音響学と音声学の権威でもありました。そして、驚くべき研究結果をたくさん発表されています。日本では、トマテイス博士の理論は、あまり、普及しておりませんが、私は、長年の音声を唱えることの実践体験からも、納得しています。

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そして、この理論の裏付けが、五十音の発声の奇跡の効果の証明にもなり、多くの人の能力開発の励みにもなるのです。五十音の発声は、周波数の高い倍音が発生します。私の実践法は、周波数の高い「音」+長く息を吐き出す呼吸法になります。ですから、「音」のエネルギーと新鮮な「酸素」を、脳に大量に供給できるので、一層の効果が期待できるのです。


現代に蘇(よみがえ)る脳内革命

 
今から13年前の1995年に「脳内革命」という本が出版されました。作者は、春山茂雄氏で、当時は500万部の超ベストセラーになりました。この本には、理想的な脳内ホルモンの紹介や、その分泌の方法、そして、健康になる食事・運動、望ましい脳波になる瞑想法など、医者でありながら医薬品を使わずに健康になり、病気知らずの元気な生活を送ることを推奨された、当時としては異色の啓蒙書でした。けれども、週刊文春が「脳内革命徹底追及」という記事で、「脳内革命で500万人をだました春山茂雄の大罪」と、糾弾されてからは、急激にブームが衰え、いつの間にか、消滅してしまい、話題にもされなくなったのです。

 
春山茂雄氏は医学博士でもあり、六つの病院や法人を経営していたのですが、大きな負債を抱え破産し、彼の病院は閉鎖をする!との新聞記事が、インターネット上に掲載されております。時代が早かったのか?それとも機が熟していなかったのか?2008年の現在になって、彼の本をもう一度読み直してみると、6割〜7割?は正しい理論であり、私の体験からも、優れた実践法を補えば、この本の理論は、現代人にこそ!必要なものだと思えてきました。

 
医学博士でありながら、薬に頼る医療だけではなく、自然治癒力
高め、病気にならない為の正しい考え方も、推奨しているので、現状の精神を無視した科学一辺倒の医学の考え方よりも優れているのです。13年前には、医学の理論は正しくても、その具体的な実践法と効果が、右脳とかスピリット的な事に重点が置かれていたので、週刊誌やマスコミに糾弾されたものと思われます。ボディ、マインド、スピリットの3つの次元の調和をはかる!という理論は現在なら、インターネットの普及で、マスコミの攻撃の対象にはならないと思われます。

 
しかし、当時は、近代医学は、ボディだけが医学の扱う領域である!
という偏見を強く持っていたので、マインドやスピリットなどを論じると、非科学的と糾弾されたのです。現代でも、心や精神性を無視した科学が絶対!という風潮があります。当時は、「批判」だけでなく、魔女狩りの様な「糾弾」になってしまうのですから、インターネットの普及は一般の人々やマスコミの「無知」や「偏見」も取り除いてくれているのです。2008年の現在では、分子生物学など、バイオテクノロジーの進化で、遺伝子や神経伝達物質、そして、ホルモンなどの働きなど、より詳しく解明されています。

 
量子力学の概念も普及し、漢方や仏教などマインド、スピリットを重視する概念も広く受け入れられ、見直されてきています。13年前に500万人が実現できなかった「脳内革命」が、実現できるのです。機は熟し、その時が来たのです。