「目に見えない」エネルギー M783

「目に見えない」エネルギー



自己の内なる生命の本質にアクセスできるものは、つねに他者の中にもそれを感じ、見ることができるということです。無償の愛とか慈愛の心が、自己の核心に触れたときに出てきますから、このことが言えるのです。人間が動物から受け取る癒しは、まさにこれなのです。

 
どんな人間でも、動物の瞳の中に、曇りのない命の在り方を、そして、それにより、映し返される自分自身の生命としての本質を体験的に思い出すのです。
 

心が闇に覆われた刑務所の受刑者であっても、犬によって、本質的な自己の核心が映しだされて、純粋な愛や優しさの感情が湧き上がってくるのです。

 
動物は、犬やイルカの超音波を聴く能力など、人間からは「超感覚的」と見なされるような、「目に見えない」エネルギーを感知する能力を生まれた時から持っていて、成長過程で失われることもないのです。

 
けれども、人間には、動物よりもはるかにすぐれた叡智が宿っていま
すから、それを思い出すだけで、どんな人でも、優れたヒーラーになれるのです。

 
自分の内なる生命力を映し出すイメージと意識さえできれば、素晴らしい無限のパワーに至ることができるのです。

 
現代の医療は、人間を機械と見なし、表面的な病気の症状をなくし、
傷を修復し、痛みをとることが重要なことで、つまり、技術的なことが第一で、医師は知識だを詰め込んでいれば、心の成熟度や精神性などは関係がないのです。

 
せっかく素晴らしい秀才ばかりを医療の世界に送っているのですから、知育と徳育のバランスを保つことが、日本の医療界の発展にどれだけ寄与することか計り知れないのです。

 
まだまだ、日本の医療は、機械と見なしている肉体の領域にしか
治療範囲が及ばず、肝心の治癒の効果が期待できる人間の本質的領域には及んでいないために、過渡期の状態にありますが、

 
生命力の本質を追求し、肉体の領域ばかりでなく、量子論的な、エネルギーの領域からのアプローチも取り入れれば、現代の医療は素晴らしいものになると思います。

 
そのためにも本質的なエネルギーの領域を深め、純粋な愛と喜び、他人を思いやる慈愛の心に至ることを、ヒーラーのサイドから示唆して
上げれば、素晴らしい展開になると確信しています。

 
ヒーリング(healing)という語の本来の意味は、その語源から自己の「全体」・「本来の形」・「完全な完成された状態」になることになっています。

 
毎日の仕事や学問も、病気を治し健康になることも、芸術も、スポーツも、そして、日常の生活も、人生のすべてが、本来の自己である「大いなる自己」に向けて歩んでいく道程であります。


ヒーリングとは、生命が「完全な、完成された状態」になるのを手助けすることなのです。

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