市場原理主義 Ｍ６０８’
先日、ＮＨＫのテレビで田原総一郎氏が、今回の金融恐慌で混乱している世界の現状を突破できる専門家は、世界には一人もいない！と、断言していました。
ノーベル賞を受賞した金融工学の経済学者が巻き起こした金融恐慌と言っても過言ではないので、経済学の世界的な学者も、大学教授も、政治家も、経済の専門家と言われている知識人も、世界の頭脳を結集しても収拾がつかない状態なのでしょうか。
オバマさんが何とかしてくれるような気もしますが・・・。300年間積み上げてきた西洋の科学の英知では、地球の自然も、資本主義も、合理的な考え方も、すべてが子供だましのように稚拙だったことが露呈してきました。
「ハワイの秘法」の作者であるジョー・ヴィターレ氏が、西洋の能力開発の手法は、自分も携わっていたにも関わらず、子供だましのように、効果はない！と、断言したのと似ています。
今回の危機は、西洋人の欲望やエゴなど信用を失墜した心の問題でもありますから、長いこと「心」を無視してきた西洋的な科学の発想では、世界中の学者や天才が知恵を出し合っても、解決はできないのでしょう。
そのことを田原総一郎氏が強調して言ったのでしょうか確か、彼は「市場原理主義」の信望者だったと記憶していましたが・・。誰も解決ができない！と断言できるだけでも、鋭い洞察です。
さて、2012年の12月まで、あと4年になりますが、彼の推測が正解だとすると、このまま世界が大きな嵐に巻き込まれても、なす術もなく、何年も成り行きに任せているのでしょうか。
日本がバブルの崩壊後の無策の政権下での十数年間のようになるのでしょうか。2012年前後に何かが起こるという予言には、1999年の世紀末予言とは明らかに異なり、現実味をおびて来ています。
経済的・政治的な問題、そして環境問題など、限界を迎えるような
時期とも重なりますから、厳しい展開になると思われます。それでも、よくよく考えてみれば、日本はバブルの崩壊後の十数年間もの不景気に絶えてきたのですから、金利もゼロの最悪の状態で絶えてきたのですから、後は上向くだけですね。
今まで最悪のデフレの渦の中を、政府や官僚が無策でも日本の国民は、立派に乗り切ってきた経験があるのですから、今まで以上に悪くなることはないのです。いくら大きな嵐がきても、西洋人とは180度違う日本人だけができる方法で乗り切ることができるのです。
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