心頭滅却すれば火もまた涼し Ｍ２９９

心頭滅却すれば火もまた涼し

全国で最も気温が上がったのは群馬県館林市で37度7分とのことですが、これは、体温以上の気温で、軽いインフルエンザに罹ったような温度ですね。この暑さは体力を消耗しますね。今日も、東京や大阪、名古屋では、35度以上の猛暑が続いているそうですから、健康にはくれぐれも留意して下さい。

北海道は、連日20度前後の気温が続いています。ですから、半そでの人よりも、長そでの人が多いくらいです。すっぽりと強めのクーラーの中に入っているようで、朝晩は寒いくらいです。日照時間が少ないので農作物の生育が心配になります。

　
もしも、いきなり北国で、35度以上の気温になったら、多くの人は高温には慣れていないので、パニックになると思います。人間の脳は変化が苦手です。現状維持が当たり前で、変化が起きることを嫌います。これが人間の脳の習性です。

これまでの習慣になかった行動、新しくチャレンジをすることも、周りの環境や新しい自分に変わる事も、脳は拒絶反応を起こします。現状維持、これまでの習慣、固定観念など、これらはすべて左脳のプログラムになります。

　
ですから、脳は、願望の達成のためには、極めて不利な習性を持っていて、今までことごとく失敗していたのは、この脳の習性があったからなのです。成功するためには、この脳の習性を理解して、この習性を転換すればいいのです。

　
左脳のプログラム＝エゴが強いと気温の変化などの環境の変化にも耐えられなくなります。心頭滅却すれば火もまた涼し！という言葉がありますが、心頭滅却とは、今までインプットしてきた左脳のプログラムを消去する！ということです。左脳から右脳に切り替える！ということにもなります。

　
右脳の習性は左脳とはまるで違いますので、自分が変わり不可能と思われる事も実現できるのです。王陽明は、「山中の賊を破ることは容易であるが、人間の心中に巣くう賊(欲・エゴ)を克服することは難しい。

　
諸君が心中の賊を破って、心をすっきりさせたなら、それはまことに偉大なことである」と言っております。と、言うことは、左脳のプログラムから右脳に切り替えることができれば、偉大なことになります。イライラ、クヨクヨの左脳から心が穏やかになる右脳に切り替わるだけでも流れが変わります。

　

能望の実践、『幸せの和』、スパイラルの渦巻きなど、これらは、左脳から右脳に転換するものです。そして、最近の「大いなる真言」や「7・11・13方位の浄化と祈り」も、特に左脳から右脳の転換を意識して創作したものです。

　

暑さの中でも、左脳だけでパニックになっていないで、右脳に切り替えれば、心に余裕ができて、色々な工夫やアイデアもひらめき、暑さに対処できると思います。お体にはくれぐれも留意して下さい。