新・軟酥(なんそ)の法 M3501

新・軟酥(なんそ)の法
 


「新・軟酥(なんそ)の法」のPDFからの抜粋です。

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白隠禅師は、どんな難病であっても完治しなかったら、老僧の頭(こうべ)を切って持って行け!と、豪語しています。そして、実践すれば、どんな分野の願望でも達成できる頭脳と徳が身につく!と、断言していますから、絶対の自身があったのです。この中のどんな分野の願望でも達成できる頭脳と徳が身につく!の「徳」とは、現代人にはわかりにくのですが・・・。

 
人間にとっての一番大切な徳性は、「自分より大いなるもの」自分より偉大なものを心に抱き、尊敬の念を持つこと!と、なっています。神仏でも、尊敬する人物でも、先生でも、親でも、友でも、心から敬(うやま)い、尊敬する心を持つことが最高の「徳」になります。

 
白隠禅師の内観法を実践していれば、氣のエネルギーが高まり、生命力や創造力が高まりますので、通常では有り得ない奇跡の現象が起きてきます。自分の中にある氣の海・丹田には、自分よりも「偉大な自己」が宿っている実感が湧いてくるのです。

 
内観の四則にも、気海丹田には、真の自己が宿っていて、気海丹田こそが、極楽浄土であり、尊い仏様である!と、断言されているのですから、なおさら実感できるのです。「わが気海丹田、腰脚足心にこそ真の自己が宿っているのだ。同様に、この気海丹田こそ、なつかしい故郷であり、また阿弥陀如来の宿る領域なのである。それどころか、この気海丹田、腰脚足心そのものが心の浄土なのである」と、内観の四則は、現代の言葉に訳すことができます。

 
最先端の自己啓発や能力開発では、自分の内にある本当の光り輝く自己に巡り会える!自分の内に宿る偉大なる自己の発掘!宇宙のエネルギーにつながっている「大いなる自己」との一体化!さらに、梵我一如!ブラフマンアートマンの一体化!自我を超越した「大いなる自己」を無限に感じる!真の自己に目覚める!等々、色々な表現で、内なるパワーを説明しています。

 
白隠禅師が言っている「徳」とは、人間にとっての一番大切な徳性を身につける!ことであり、自分の内には、「大いなる自己」が宿っていることを自覚して、内なる「偉大な自己」に心からの尊敬の念を抱くことだと確信できます。そして、自分を育ててくれた親も、先生も、友達も、周りのすべての人にも、どんな人にも「大いなる自己」が宿っているのですから、敬意を払い、徳性を磨くことが大切なのです。
 
 
徳性とは、つまり、人間になくてはならない本質的な要素とは、

 
心の明るさ、清さ、前向き、人を愛する、人を敬う、感謝を深める、人を助ける、人を受け入れる、人に尽くす、恩を知る、恩に報いる、恩を忘れない、正直、素直、勇気、慈愛などです。

 
松下幸之助氏は、自己の内面を深めてこの徳性を追求しました。徳性を磨くためには、やはり、自分の内には、「大いなる自己」が宿っていることを自覚して、内なる「偉大な自己」に心からの尊敬の念を抱かなければならないのです。これがなければ、本当の徳性を磨くことにはならないのです。

 
心の外からは、何も得るものはありません。日本の国策も内需拡大ですから、私達も、自分の内にある「真実の自己」に意識を向けるべきで、心から感謝し、畏敬の念を深めるのです。自然治癒力とは、内なる力が病気を治してくれることです。白隠禅師の内観法は、自然治癒力を最大限に引き出してくれるのですが・・。

 
内なる偉大な力が病気を治してくれると同じように、「自然創造力」、「自然達成力」、「自然成功力」など、私達の内には、自然治癒力と同じようなパワーが存在しています。ビジネスなら「自然成功力」、芸術なら「自然創造力」、受験生なら「自然合格力」になり、スポーツや学習なら「自然集中力」になると思います。

 
自分達の力を超越した不思議な力が最大限に高まる手法が、自分の内にもあったのです。すべての願望を叶えてくれるのが「自然達成力」になります。これらの力のすべてが自分の内にあるのです。これらを引き出す最高の方法が、現在のところ徳性を磨く白隠禅師の内観法なのです。

 
特に「自然達成力」を最大限に高めるために白隠禅師の内観法があるのです。ですから、名人や達人は、白隠禅師の内観法に注目したのです。



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