100%の確率で起るシンクロニシティ その11

100%の確率で起るシンクロニシティ その11

 

この連載の“その2”で紹介した「The Circle 」(円)の本ですが、この本こそが、この連載のメインになる予定でした。しかし、「銀の匙(さじ)」よろしく、望ましき寄り道になってしまいました。連載も“その11”でやっと当初の予定していた本道に戻ってきました。ところで、なぜ、この本がこの連載のメインになるかと言えば、

 
この本の日本語のタイトルは、願望を実現するスピリチュアル・サークルという題になっている事。

 
この作者自身も、多くの苦悩を体験しながら、どん底状態で子供と経済的に安定した生活を築きたい!と、自分の内面のパワーを信じて、願望を達成できた事。

 
“その2”でも紹介しましたが、本を送って頂いた人にも数々のシンクロ現象が起きていて、この本にはシンクロを起こす不思議な力がある事。

 
『幸せの和』とのシンクロがあり、見えない世界との橋渡しに真実味がある事。 

 
因果関係の概念が、過去も未来も現代と同じで、時間を超越している事。

 
自分の夢を実現させる力は内面的なパワーである!と内面のパワーとの結びつきを重要視している事。

 
極めつけは、太平洋をはさんで南半球と北半球での有り得ないシンクロが起きた事。等々が挙げられます。
 
 
この最後の太平洋の真ん中には、古代のアジア、インド、中国、日本に叡智を授けた、ムー大陸の高度な文明がありました。アトランテスの高度な文明は、ムー文明の植民地という説もありますから、今までの“その3”から“その10”までのアトランテスの古代の叡智の関連と相まって一連のシンクロを誘導しているようにも思われます。一般的には、古代の文明ですから、なんでそんな古い過去に拘泥しているのか?と、思われるかも知れません。

 
しかし、私は、アトランテスやムーの文明は、過去ではなく、現代よりもはるかに進化した未来と思っております。未来を思っているから、高次元の今の瞬間に働きかけることができ、三次元の現代にシンクロが起きるようにも思えるのです。一般的に因果関係は、過去→現在→未来となり、誰もが過去に縛られておりますが、これでは固定観念の虜(とりこ)になってしまいます。

  
私は今まで、因果関係の図も、シンクロも、一貫して、過去→現在
→未来の関係を、つまり、A→B→Cという線形の因果関係を否定し
てきました。これは、量子力学や「パワーかフォースか」の本からも学びました。

 
「パワーかフォースか」の199ページより-----------------

 
198ページの見える世界と見えない世界はリンクされている!と
いう説明から199ページに入り、この図のABCというコンセプトは、見えない包まれた宇宙の中から、見える世界に出現することに活力を与えます。従って、見えない世界から見える世界が創造されるので、未来によって現在が影響されるということになります。目に見えないコンセプト(イメージ)が具体化する力は、その源のコンセプトそのもののパワーに基づいています

 
ABCというコンセプト(概念)は、一二三とも書くことができ、魔法のランプの図では、数字を書き入れることにより、より一層の見えない包まれた宇宙の中から、見える世界に出現することに活力を与えるように思えてきたのです。実際にもその図を眺めていたら金運上昇のの情報が舞い込んできたのです。

 
この中で、従って、見えない世界から見える世界が創造されるので、未来によって現在が影響されるということになります。と、書いている通り、未来によって現在が影響される!とは、従来の因果関係の概念とは全く違っていて、未来→現代となるのです。これは、以前も書きましたが、ターミネーターという映画では、未来から現代に人が送られてくる!という話題で、仏教にもその概念がある。という説明をしたことがありました。

 
未来の自分はこうなっている!と、ありありとイメージできるのは、右脳の世界ですから、右脳が左脳と協力して望ましい現実化を促すの
です。ところが、過去の自分はこうだったから、未来にはこうなるだろう!という左脳だけの思考では、いくら右脳に働きかけても過去の記憶に邪魔をされて望ましくない現実化になってしまうのです。


この連載“その9”でも、運命のシナリオは、フランク・ジョセフ氏が、ドネリーと同じ結末を迎えることを示しています。従って、2001年1月1日が、ジョセフ氏の「運命の日」ということになります。けれども、フランク・ジョセフ氏は、その後も2002年に本を出版して、いますから、運命のシナリオ通りにはならなかったのです。

 
フランク・ジョセフ氏は、『シンクロニシティ』の本を1998年に書き
上げていますから、自分とシンクロしているドネリーの命日、つまり、2001年1月1日の運命の日は当然意識していたはずです。何年も前から未来を見据えて毎日の行動を起こしていたのです。今までの因果関係を超越して未来を見据えて現代に至る経過をありありとイメージすることは右脳の働きになり、望ましい現実が起きるのです。

 
彼は、この因果関係を超越する叡智をアトランティスの研究から学んだのです。確か、インドの古典にも仏教にもありますから、現代よりもはるかに進んでいる古代の叡智なのです。数字の3、ラセンの渦巻き、因果関係の超越、魔法のランプの図、彼が運命のシナリオを乗り越えた足跡は、私たちの願望の達成にも大いに役に立つ叡智になるのです。

 
ところで、「The Circle 」(円)の本の話題に戻しますが、有り得ないシンクロが起きて、重要なメッセージと共に与えられたのがこの本であり、願望を実現するスピリチュアル・サークルという日本語のタイトルにもなっているのですから、是非とも多くの人に、このタイトル通りになってもらいたいのです。

 
現代は、100年に一度の未曾有の経済危機と、インフルエンザの病気等のマイナスの渦の中にあり、一人でも多くの人の夢や願望の実現を現実化するためにも、天からメッセージとして与えられたのです。さて、それでは「サークル」とは具体的に何なのか?この本のプロローグには以下のように書いてあります。

 
私達は自分の意志で共鳴状態を創造し、協調的なエネルギーを引き寄せて、奇跡を起こすことができるのです。奇跡は、表面的には何の関係もない個人や出来事が相互につながっていることを示しています。それは「サークル」のまぎれもない姿を垣間見せてくれているのです。

 
人生とは「サークル」の外で生きている人にとっては苦難の連続です。しかし、「サークル」の中にいる人にとっては、人生は無限の可能性を秘めています。

 
そして、この本では、これは手引書ではありません。「物事の本質」
を明らかにする本です。と書いてあり、サークルの具体的説明もして
います。サークルとは、存在のエネルギーが渦巻く状態のことをさします。そして、私達をお互いに、あるいは自分自身と結びつけてくれ、さらに、宇宙のもつ変化の力と結びつける働きをしています。

 
存在のエネルギーが渦巻く状態のことですから、これは、 『幸せの和』でもあり、降龍でもあります。 と、この連載の“その2”でも書きました。

 
私達をお互いに、あるいは自分自身と結びつける、宇宙のもつ変化の力と結びつける、とは、因果関係の架け橋にもなります。ですから「サークル」のイメージとしては「魔法のランプの図」になるのです。「魔法のランプの図」は、『幸せの和』の中に高次元との架け橋の図を組入れたものです。

 
この図の中には降龍の渦巻きも含まれていますから、三つの要素が
調和して一つになっているのです。「サークル」とは「魔法のランプの図」をイメージすれば良いことになります。「魔法のランプの図」をイメージするだけで、「サークル」に入ることになるのです。

 
そして、この本の構成としては、第1章から第3章までの3章に分かれ
さらにそれぞれの章が3つの要素からなっています。9つのすべての要素をマスターすることが目標になります。この3という数字も「魔法のランプの図」は、6と9の数字が組み込まれていて、全体が大きな3の数字になっているので、この本の全体の構成ともシンクロしているのです。

 
今後も、第1章から第3章までの9つのすべての要素を説明して行きますが、ますますのシンクロが起きて、「魔法のランプの図」とも密接に関連してくると思います。
 

サークルの説明-------------------------------------
 
 
「偶然の一致」が人生において劇的な役割をはたしているでしょう。・・・。これらが、シンクロニシティ共時性)です。サークルに入ると、このような偶然の一致がつねに起こるのです。


シンクロニシティ(共時性)を引き付けるプロセスは魔法ではありません。それは人間への贈り物なのです。シンクロニシティは、型通りの説明や科学的な説明を超えるような意味のある偶然です。簡単に言うと、「運がいい」と言うことです。