アートマンとブラフマンの一体化 M2911

アートマンブラフマンの一体化


「聖なる科学―真理の科学的解説 」スワミ・スリ・ユクテスワ著、の本には、壮大な歴史のサイクルの説明があります。それは、太陽は対になる星の周りを2万4千年かけて回りながら、宇宙の中心に近づいたり離れたりしていて、その周期で人間は発達と後退を繰り返しているそうです。

 
つまり、人類の意識レベルは1万2千年毎に最低と最高を繰り返す!と、書いているのです。太陽が対の星の周りを廻りながら、この宇宙の中心ブラフマーの座に最も近い位置に来たとき、精神的徳性ダルマは最高に発達し、人類は全てを、宇宙霊の神秘までも、会得するようになります。文明も最高峰に達し、未知なるエネルギーも活用していたそうです。

 
それから1万2千年経つと、太陽は、その軌道上で、宇宙の中心ブラフマーから最も遠い位置に来ます。このとき、精神的徳性ダルマは最低となり、人類は、物質を超えた形而上の存在を何も理解できなくなるのです。同様にして再び、太陽がその軌道上を宇宙の中心に最も近い
点に向かって進みはじめると、精神的徳性は発達しはじめ、1万2千年後に再び最高潮に達します。

 
これら各々の1万2千年という期間は、外的な物質世界にも内的な精神世界にも、根本的変化をもたらします。ということですから、この本の内容は、古代の過去の叡智からの情報のようです。

 
今から約13500年前に、人類の意識レベルは最高峰を極めていたものが、アトランティス、ムー文明の滅亡とともに徐々に意識レベルが下降して行き、約1500年前に最低レベルにまで落ち込んだそうです。1500年前の日本では弥生時代末期から古墳時代にかけてのころです。

 
最近の研究では、弥生時代よりも縄文時代の方が文明が進んでいた、と言われていますが、何となくうなずけます。太古の昔の方が文明が発達していたことになり、現代の科学が最先端のようにも思われておりますが、最高峰の時に比べたらまだまだ未熟になります。


1500年前(最低)⇒⇒現代⇒⇒⇒⇒⇒⇒1万500年後(最高峰)

 
とにかく、弥生末期から古墳時代を境に、ここが最低の底辺になり、それから徐々に意識レベルが上昇を始め、飛鳥、奈良時代、平安、鎌倉と文化が発展して現代に至っていることになります。鎌倉時代や、戦国時代など、日本でも世界でも戦争ばかりで、中世の暗黒時代は、植民地政策、奴隷売買など、残酷な歴史でしたから、人類の意識レベルの低さが闇の時代を過ごしたことになります。

 
鎌倉時代から、800年以上も経った現代でも、世界では戦争がなくなりません。この説からだと、人類が最高のレベルに達するには、まだ1万年以上も先のことになります。文明の最高のレベルに達した時のエネルギーや原理なども、これから発見されるものがたくさんあると思われます。

 
それにしても、宇宙の中心ブラフマーに接近して最高潮に達した時は、精神的徳性ダルマは最高に発達し、人類は、全てを宇宙霊の神秘までも、会得するようになる!というのは、ほとんど、全知全能の神の様な存在になりますね。アートマンブラフマンの一体化、「梵我一如」の状態の人類です。

 
もしも、鎌倉時代の人が、現代の文明に突然出現して、どこかの家庭にでも、何ヶ月か生活して文明の利器に触れたら、不思議なものばかりで、現代人を神のよう思うのでは?それと同様に、もしも、私達が1万年後の最高のレベルに達した文明を訪れることができたら、私達は、その文明の人類を神のように思うことでしょう。

 
もしかしたら、神とは今から13500年前の文明の最高潮であった人類で
あり、これから1万年未来の最高潮に達する人類なのかも知れません。神とは最高潮に達した過去と未来の人類のように思えてきます。ですから、私達のDNAのプログラムの中に、記憶として保存されており、さらに、未来の準備のためにも保存されていると思います。神様は、私達の中にいて、いつも私達を見守ってくれているのです。

 
今日も、お電話で高揚感や至福の話をしましたが、 スパイラルの降龍の何回もの実践で、次元を超越し、エネルギー体であるアストラル体にスイッチが入り、三次元の身体と高次元の身体が入れ替わり、元気そのものになり、高揚感や至福になるのでは?と、言うような会話になりました。

 
最高潮に発達した神のような人類なら、このような仕掛けをDNAにプログラムしても不思議ではありません。ミクロの命数も不思議ではなくなってきました。私たちの身体の中には、神が宿っていることは、何千年も前から言われていることですから、科学で実証される日もそう遠くはないと思います。