『未来』の時点に設定 M9021

『未来』の時点に設定



未来療法では、絶望的な精神患者さん、現代医学では不可能な難病の患者さんなど、多くの患者さんが奇跡の完治に至るのですから、自己啓発の分野でも、そして、あらゆる分野でも絶大なる効果が期待できます。そこで、未来から現代に時間が流れている!という意識を持って、明るい未来の自分の姿、望ましい環境、自分の周りの人もみんな幸せになり、自分の思い通りになっている自分の姿、心身共に満たされて、豊かな心の状態である自分の未来の姿をイメージしてください。

 
医療関連で行われている『未来療法』

 
『病気が治癒している状態』、『健康で元気な状態』、『体調が100点満点の状態』を希望する『未来』の時点に設定し、(7日後、2週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後、1年後など・・・)強くそれをイメージ、意識し、それを繰り返し、繰り返し行っていると、ホメオスタシス(恒常性)が自然に発動し、『心』『身体』『細胞』『自律神経』『免疫』が、設定した未来の記憶に向かって自動的に動き出し、治癒に向かうという治療法です。

 
また、興味深いことに、『心』『身体』『細胞』『自律神経』『免疫』などの自分自身の、内部の出来事だけでなく、シンクロニシティ(引き寄せ)が続発したり、思いもしなかったような他人の協力が得られたり、本人以外、外部の『環境』にも変化が顕れ、治癒に向かっていくというケースもあります。これを、病気の治癒を願望としている人はこのまま実践して、違う分野においても、『願望が達成してい状態』の設定に置き換えるのです。

 
病気の治癒も、他の分野の願望の達成も、同じメカニズムが働いていますから、全く同じなのです。『病気が治癒している状態』、『健康で元気な状態』、『体調が100点満点の状態』を希望する『未来』の時点に設定 。これを、それぞれの分野に置き換えるのです。

 
『願望が達成している状態』、『成功して喜んでいる状態』、『何もかにも順調な状態』 と、設定して、希望する『未来』の時点に設定し、(7日後、2週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後、1年後など・・・)強くそれをイメージ、意識し、それを繰り返し、繰り返し行うのです。紙に書くだけではなく、強くイメージすることが大切です。


右脳の未来のイメージの概念があります。左脳の思考では、過去に縛られているので、望ましい未来を考えることが不自然になります。ところが、右脳のイメージは自由ですから、未来のイメージも抵抗なくできます。未来ではすでにイメージしたことが起っていることを右脳では認識しているのです。右脳は高次元につながっているので、時間を超越しています。『右脳だから未来の縁起に働きかけることができるのです』

 
「原因と結果の法則から、未来が原因であり現在は結果になるのです」この訓練を重ねれば、過去に惑わされることなく、未来の縁起に
働きかける道ができるので、高次元にもつながることもできます。『既に思い通りの未来を手に入れているから、現在の自分がある』という、望ましい未来が実現できるのです。

 
現在形で未来を認識するには、右脳のイメージが最適なのです。細部までありありとイメージすることが大切です。

 
時間の超越には右脳のイメージがキーポイントになります。右脳のイメージが「来世への扉」と言っても過言ではありません。前回も紹介した「頭脳の果て」の著者のウィン・ウェンガー博士のメソッドは、イメージを使って自らに眠っている天才性を目覚めさせる、イメージ・ストリーミングや「脳のチャンネルを掘り起こす」方法、そして、「天才を借りる」方法など、様々な方法を推奨しています。

 
イメージ・ストリーミングとは、心地の良い椅子に座り、目を閉じて、頭の中に浮かんだイメージを大きな声で説明する実践です。気をつけることは、小さな声では効果がないということ、説明するときは、身体中の五感をフル動員するということ、説明は現在形で行うことです。


これを実施するだけで、驚くほどIQポイントが上昇することが実験でも明らかになっています。たくさんの本を書いている女流作家の勝間さんも「イメージストリーミング」を実践しているそうです。

 
イメージストリーミングは、脳をフル回転させ、脳の中の枝がたくさん拡がり、枝同士がつながり、話す、聞く、見る、匂いを嗅ぐ、味わう、感じる、分析する、驚く、創造するといった、あらゆる活動が
活発になるそうです。