「聖なるリズム」と呼ぶ1/16 宇宙律動 M4221

「聖なるリズム」と呼ぶ1/16 宇宙律動



「ガイアの法則」というこの本の作者は、千賀一生さんという人ですが、本の内容からも、この作者は完全に覚醒しているようです。


千賀一生(ちが・かずき)-----------------------

 
若い頃に舞踊をとおし、大いなる根源との一体化を味わい人生が大きく変わった体験を持つ。またその頃から超感覚的体質となる。自分の体験から、円舞による深い癒し、潜在力を可能にする「ダンス・イン・ワン」を主宰。現在、都内、横浜、千葉などで活動している。と、書いてあります。

 
大いなる根源との一体化ですから、ユング白隠さんのように、賢老人や白幽仙人のような高次元からの指導者と対話ができてその内容が本になっています。どのページを読んでも高次元からの情報なのですごいことが書かれていました。「ダンス・イン・ワン」とは、ダンスで「スリー・イン・ワン」=三位一体を実践することのように思われます。

  
物質は空間がスピン(回転)してできるのであり、そのスピンによってはじめて時間というものが生じる。宇宙のあらゆるスピンが持つリズムが「聖なるリズム」で地球の自転、公転、惑星の動き、銀河の回転…人間のDNA、呼吸などの生体リズム・・・。「聖なるリズム」と呼ぶ1/16 宇宙律動によって宇宙は万物を生成させる。


約6400年前のシュメールから、さらに6400年さかのぼった文明周期は、「古事記」の国産みの物語に象徴されるように日本からスタートしました。天皇家の十六菊花紋と酷似したシンボルがシュメールにも見られるが、これは宇宙のすべての共鳴の原型である1/16ビートのリズムを表している。1995年に東経135度で起きた大地の震動(阪神大震災)は、まさに文明の中心地が再び日本に移った事を現したものだということです。

 
今、新たな文明サイクルの誕生を促す脈動は東経135.0度ラインで、日本の標準時の子午線ラインであり、今後の世界の文明が日本を中心に花開くということを示唆しています。

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この本の「万物は、空間がスピン(回転)して生成される」という理論は、私が以前に書いた、「回転のエネルギーが成功の原動力」の内容に似ているので、ビックリしました。この本の最後には、フィクションです。本書の内容が現実の出来事と一致しているのは、偶然の一致とお考え下さい。と、書いておりますが、そのように書かないと、反発がありすぎるからだと思われます。

 
降龍や昇龍など、空間で回転したり、回転をイメージすることにより、望ましき現象化が起きますから、フィクションではないことがわかります。そして、十六菊花紋と酷似したシンボルの図形について、十六放射状の「聖なるリズム」のシンボルは、この統合と宇宙の創造の力を同時に表している。


この聖なるシンボルの中央にはもう一つの円があるが、この中央の円こそ、すべてが一つの叡智の世界を意味するのだ。スピン(回転)の原点でもあるこの聖なる中心からすべての創造のリズムは始まる。と、説明があります。

 
この説明からも、この中心の円は『幸せの和とシンクロしています。『幸せの和』は、マンダラの中央の円ですから、大日如来であり、万物が生成する場を象徴しているのです。

 
『幸せの和』は、円相=円窓であり、マンダラの中央の円であり、そして、聖なるシンボルの中央の円でもあることがわかりました。十六放射状の「聖なるリズム」の図形は、以前に、麻の葉模様を組み込んで提供したことがありました。いずれにしても、万物が創造される根源の図が聖なるシンボルであり、『幸せの和』でもありますから、今後も、『幸せの和』を見るたびに『命の源流』を意識して下さい!というメッセージなのかも知れません。

 
この本の作者は、円舞というダンスで身体全体で回転して、大いなる根源との一体化を目指しているようです。降龍や昇龍、そしてアカシック・テストでも空間での回転運動になります。ですから、今までの実践に勇気づけられました。

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もう少し、エネルギーを詳しく考察してみますと、すべてのエネルギーは回転の中で生まれます。ミクロの世界の原子のレベルを考えても、古典的に考えると原子の周りを電子が回っています。原子の構造は、原子核のまわりを電子が飛び回っているという中学の理科の教科書にも書いてある通りで、これを最初に提唱したのは、日本人の物理学者の長岡半太郎博士ですから、やはり、東洋の哲学の影響なのでしょう。
 
 
現代の量子力学的には電子はスピン(自転)する事がわかっていて、原子の周りを規則的に円を描いて回っているとは限らないということです。スピンは、素粒子の持つ性質で、回転の概念に近いのですが、例えば、ちょうど1回転して元と同じように見えるものはスピン1、2分の1回転して元と同じように見えるものがスピン2ということです。

 
この辺りが、回転の概念と違う理由で、物質を作りあげているのは、この奇妙なスピン2分の1の粒子ということです。素粒子は、回転しながら、物質になる!という概念を抱いてください。電子自体も自転しているのですから、すべてが、回転のエネルギーになります。 


人の細胞の数は六十兆個もあります。一つの細胞の中に、数千兆個の原子があるわけですから、数千兆個×六十兆個という天文学的数字の、すさまじい数の原子の塊が人体になります。すさまじい数の原子の塊と電子が、私達の体の中で回転していることになります。原子よりも10億分の1以上も小さな素粒子のレベルであっても、さらに小さな氣のエネルギーのレベルであっても、同じ現象が想像できます。

 
ミクロの世界では、回転の渦巻の中から、物質や情報が生じているのです。それでは、マクロの大きな世界では、どのような回転があるかというと、例えば地球が回転しています。この瞬間にも、時速1700キロメートルというジャンボジェット機の約2倍の、スピードで、地球は自ら回っています。新幹線のスピードが時速300キロメートルとしても、地球の回転速度はおよそ6倍ですから、ものすごいスピードで、自転しているのです。 

 
これは、江戸時代だとしたら、例え、教えられても、本を読んでも誰も信じなかったと思います。ところが、現代の人なら、少なくとも日本人なら、理解していることです。それでは、1200年前ならどうでしょうか?学校もなかったのですから、もっと科学には縁遠い時代だったのです。湯川博士は、その時代に生きた空海の理論体系を奇跡である!と、断言されたのです。

 
さらに、話しを進めると、地球は、自転のスピードよりもさらに早い速度で太陽の周囲を公転しています。太陽は、太陽系全体が銀河系の宇宙の周りを回っています。さらに銀河系宇宙は、二千億の恒星を引き連れた巨大な銀河の渦巻きが、ものすごいスピードで、2.5億年かかり、一回転しているのです。 

 
宇宙には、このような銀河が、少なくとも数千億という単位で存在しています。すべての銀河が回転していますから、大宇宙も回転しながら拡大していることになります。このように、ミクロの世界でもマクロの世界でも、同じ様に、すべてが回転しているのです。DNAの螺旋の渦巻きも、銀河の渦巻きも宇宙は同じ法則に支配されているのです。大いなる根源をイメージして、降龍や昇龍、そしてアカシック・テストの実践で、根源の叡智に至り、望ましき未来が現実化します。