原点回帰 M1721

原点回帰


大変恐縮している質問のメールを頂きました。「原点回帰」に関するメールでもあります。

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お忙しいところすみません。初めてメールを致します。良い波動の出ていないメールで申し訳ございません。お目に留まればいいのですが。
恥ずかしいですが、どうかよろしくお願いします。お尋ねしたいことがございまして、真言を唱えているうちに、慣れてきているわけではないと思うのですが、途中が抜けているような感覚にとらわれてしまいまして、ゆっくりまた唱え始めるのですが、自然と早口になってしまうようで困っております。


早口になると略してしまっているように感じるのですが、どうなのかな?と思いまして……あと、母が毎朝お経を唱えているのですが、聞いていると、本人はちゃんと唱えているつもりなのでしょうが、ずっと同じ音で抑揚もなく聞こえてしまうので、どうなのかな?と言う疑問を持ってしまいます。

それと、ミミテックという機械があるのですが、直接、松果体に音を届ける機械のようなのですが、これを使って
唱えるのはどうかな?と思っておりまして……本当にお忙しい中、申し訳ないのですが、この疑問にお答えいただければ嬉しいです。私のような者にご回答いただくのは恐れ多いことですが、どうかよろしくお願い申し上げます。 ○○ ○○

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メールありがとうございました。


>良い波動の出ていないメールで申し訳ございません。


そんなことはありませんよ。私のメルマガを読んでくれて、メールを書いてくれるだけでも、ありがたいことですから、決して波動は低くはありませんよ。やさしい波動が感じられます。

 
他人のことを気づかい、思いやりを感じますので、それだけでも波動は高くなります。ちょっとした気の使い方で人の心は動きますから、言葉にはエネルギーがあります。先日の投稿にもありましたが。「良い言葉を口にする習慣は本当に良い結果をもたらしてくれると実感しています。」その通りだと思います。

 
言葉も『命の源流』から生まれたものですから、同じ使うなら意識レベルの高い言葉を使ったほうが、良い結果になります。


>早口になると略してしまっているように感じるのですが、
>どうなのかな?と思いまして……


高速で唱えると言葉ではなく、うなっているように聴こえます。それでも、本人はしっかりと唱えているのですからOKです。お坊さんが唱えているお経も断片的にわかる言葉はありますが、はっきりと言葉を聞き取れません。音声を発している、呼吸法をしている、レベルの高い言葉の余韻が残る、感謝の気持ちが深まる、と、色々な効果が出てきますので、はっきりと聴こえなくても大丈夫です。

 
世の中のほとんどの人達は、取り組んでいないのですから、実践することが大切で尊いのです。


>ずっと同じ音で抑揚もなく聞こえてしまうので、どうなのかな?
>と言う疑問を持ってしまいます。


もしも、お母さんが唱え始めたばかりで、でたらめに聴こえてきたら考えものですが、何年も唱え続けていて、その調子に慣れた状態で、ずっと同じ音で抑揚もなく聞こえるのも、もう自分のリズムになっていると思われるので、問題はないと思います。十人十色ですから、色々な特徴があっても良いと思います。先ほどと同じく、実践することが大切で尊いのです。

 
お経は、瞑想であり、呼吸法であり、自己対話でもあります。科学者で効果が無い!という人もいますが、今の科学のレベルでの見地ですから、早計だと思います。ヨガにもマントラがあり、神道には祝詞があります。これらは、何千年も継承しているものですから、効果が無ければ継続していないと思います。


>それと、ミミテックという機械があるのですが、直接、
松果体に音を届ける機械のようなのですが、これを使って
>唱えるのはどうかな?と思っておりまして……


機械を使うのもいいアイデアかも知れません。
 
 
けれども、長年脳が聞いてきた自分の肉声が心に一番に響くものです。精密さという点からも、耳には聴き取れない周波数や倍音なども肉声から出ています。人間の肉声のほうがより影響があり、特に松果体の振動という微妙なことは、人間の肉声のほうが優れていると思います。ですから、実践をお勧めしています。


人間は宇宙の法則=創造神の大生命のエネルギーの延長線上に生きているのであって、誰もがその大生命の潮流には逆行できないのです。つまり、人の心は、神と一体の状態になることが宇宙の真理であり、人間にとって一番望ましいことなのです。この状態にある時が、自由自在に自分のレベルに従った思い通りの世界を自分の周りに実現できて、喜びや至福感で満たされるのです。

 
人間は肉体だけではなく、心や魂を含めた何層もの多重構造のエネルギー体であり、エネルギー体の中に「真実の自己」が宿っているのです。肉体は単なる借り物であり、私達の生きる目的は、心や魂の進化・向上
のために、そして、多くの迷える魂に気づきを与え、向上させるために
生きているのです。

 
これらのことを、最高に進んでいる惑星の人々が、何百万年も前から地球に来て教え導いているのです。それは、教え導くことが無限のパワーである創造神の願いでもあるからです。けれども、地球の人々の多くのは、創造神の教えになかなか耳を傾けようとはしなかったし、現在でも宇宙の真理に逆行しながら生きているのです。耳を傾けた人たちは聖人と呼ばれた人達です。と、書いていましたが、この耳を傾けた代表的な聖人の一人に空海がいました。

 
真理を多くの人々に伝えた日蓮親鸞なども聖人だと思います。彼らは、多くの人に幸せになってもらうために真言や念仏、そして、お題目を勧めました。その中でも、宗派を抜きにして、最初に頭を良くする目的で唱えられたのが虚空蔵の真言=能望です。近代の聖人と呼ばれていた弁栄上人も浄土真宗のお坊さんなのに虚空蔵の真言=能望を唱えています。空海の「三教指帰(さんきょうしいき)」に、この真言を百万編、誦すれば大変な暗記力を得られるとあり、虚空蔵求聞持法の説明にも、智慧や暗記力ばかりか、あらゆる財宝を得られる功徳、大願成就の功徳があるとされています。

 
日蓮も12歳の時に「日本第一の智者となさしめ給へ!」と、21日間の願掛けをされて、求聞持法を実践され、虚空蔵菩薩様から宝珠を頂かれた!という伝説もあります。昔の名立たる高僧は、偉大なる空海の業績を熟知していたので、この、求聞持法を熱心に命がけで実践をされて頭脳を開花されたのです。

 
先日紹介した熱心な人は、能望の実践に取り組みたくて、ワクワクしながら1日に5時間も6時間も熱心に唱えているとことでした。そして、「驚くほどの氣のエネルギーが出てきます。」と、言っておりました。さらに、色々な良い現象が起きて、毎日素晴らしい体験をしておられます。

 
恐らく、昔の高僧も聖人の域に達した人達は、同じような気持ちで求聞持法を熱心に実践されたものと思われます。この手法は、真言宗の長い歴史の中で、門外不出の秘伝中の秘伝であり、様々な縛りや制約を設けて、一般の人には取り組めないようにしてきました。1000年の封印が解けて、現代の私達が知ることになったことも奇跡の様なもので、私は、「10回生まれ変わっても能望には巡り会うことができないほどの奇跡です」と言ってきました。何万年も前の宇宙より飛来したムー大陸の人々は、この言葉を唱えることにより、松果体が振動して、脳内ホルモンが分泌し、この実践に伴い、勢いよく鼻から息を吸えば、体内で一酸化窒素が効率良く生産される!ことも、熟知していました。

 
ムー大陸の人々は、何万年もの試行錯誤と彼らの叡智の積み重ねで、「のうぼう あきゃしゃ ぎゃらばや おんありきゃ まりぼり そわか」という音の組み合わせを、声に出して唱えれば、宇宙の虚空の響きに共鳴し、虚空の蔵(アカシック・レコード)にアクセスできて、宇宙の虚空蔵から、無尽蔵の智慧と富を引き寄せられるということを発見したのです。

 
これは、明らかに内面の宇宙のことで、量子力学的な見地から創造されています。ミクロの命数にも「虚空」がありますが、関連があると思います。般若心経の内容も、明らかに素粒子や波動の原理のことを説明していますから、高度な文明が関与していたのです。「能望」の実践は、経験すればするほど、現代の科学では考えられないシンクロ二シティや奇跡が起きてきます。これは熱心に実践する人だけが体験するものです。同じ時間を費やすなら、自ら進んでワクワクした気持ちで実践して
下さい。

 
義務的に、回数を数えながら、仕方なく!という実践では、効果は半減します。「能望」の実践により分泌する各種の脳内ホルモンは、特に奇跡のホルモンであるメラトニンは強力に活性酸素を撃退し、老化を防止して、いつまでも若さを維持できるのです。一酸化窒素も、万病から身を守り、血管や臓器の機能を高め、副作用もなく、何よりも効果的に働いてくれるのです。
 
 
その他にも、血液の中を最上のホルモンが巡り、全身の細胞に行き渡り細胞間の好ましいコミュ二ケーションが盛んになるのです。さらに、氣のエネルギーが全身に巡り、生命力が向上し、心身ともに良くなり、毎日、病気の心配をすることもなく、元気で明るく過ごすことができるのです。これらは多くの人の体験談でもあります。

 
虚空蔵」に「アカシック・レコード」に「意識のテータベース」、アインシュタインの「統一場」、ディビット・ボームの「内臓秩序」、そして、仏教の「涅槃寂静」これらは、同じ概念になります。これらは、量子力学的な概念がなければ、生まれない言葉です。「虚空蔵」のアカシャに働きかける、ミクロの素粒子のレベルから極大のレベルまで、森羅万象の無数の組み合わせから、宇宙の扉を開く、「のうぼう あきゃしゃ ぎゃらばや おんありきゃ まりぼり そわか」という言葉=キーワードを選び出したのですから、計り知れない叡智です。


アインシュタインもディビット・ボームも現代の最先端の科学者も解明
できないのに。「のうぼう あきゃしゃ ぎゃらばや おんありきゃ まりぼり そわか」という言葉の響きで、働きかけて、宇宙の扉=心の深奥の扉を開くのですから、ものすごい叡智だと思います。現代の人類の最先端の科学よりも、1000年も進んでいた科学だから解明できたのでしょう。