野球のスイングとゴルフのスイング M143

野球のスイングとゴルフのスイング




ハンカチ王子とハニカミ王子の人気が沸騰しております。


人気というのも氣のエネルギーの一種ですから、右巻きの渦も
左巻きの渦もあることになります。


「ことごとく渦巻きの中に入ったら無限の力が湧いてくる」

 
この言葉にも関連性があり、一連の現象にも、渦巻きの原理が
あるので考察してみました。

 
幸運な人は、渦巻きのエネルギーの波に乗っており、
ハンカチ王子とハニカミ王子のように、野球とゴルフのプレイも、
もちろんですが・・・。

 
その他にも、彼らの渦巻きのエネルギーに多くの人が同調し、
人気の渦巻きをどんどん拡大しているようです。

 
さて、野球のバットを振るスイングもゴルフのクラブを振るスイ
ングも回転のエネルギーです。

 
野球もゴルフも、この回転のエネルギーを、ボールをはじき飛す、
エネルギーに転換したものです。

 
ボールは弾道のように放物線を描いて飛びます。とにかく、
回転の渦のエネルギーをいかに効率良く、ボールに籠めて、
活躍できるかどうかのスポーツだと思います。

 
球技は、一球入魂!ですから、魂を籠めた人が有利になります。
 
 
投手は、腕や腰の回転のエネルギーを、ボールを投げる
エネルギーに変えるのですが・・・。

 
バットを振るスイングが、ゴルフのスイングと似ていて比較しや
すいので、野球の場合は、バットを振るスイングについて説明して
行きます。

 
野球のバットを振り回すスイングの方法と、ゴルフのクラブを
振り回すスイングの方法は、私の経験からも、この2つは明らかに
違います。

 
ゴルフの場合は、静止しているボールに、いかに多くのエネルギー
を加えて、遠くに飛ばすか!ということが一番のねらいになります。

 
ですから、回転のエネルギーを得るために、クラブのバック・スイ
ングも含めて、できるだけ大きな円を描き、足腰の筋力を回転の
バネにして、加速度をつけてボールを打ち、ボールにパワーを
与えて飛距離を伸ばすのです。

 
人間ですから、何をやるにも、当然のごとく、氣のエネルギーも
大切になります。

 
同じような実力の持ち主がたくさんいれば、その中で、勝ち
抜いたり、優勝したりするのは、運とかツキとか呼び込む運気!
つまり、氣のエネルギーのレベルが高いか低いかの違いになって
きます。

 
一球入魂!です。

 
次に、野球のバッターの場合ですが、野球のボールは、ゴルフとは
違い、誰もがご存知のように、スピードがあり飛んでくるボールを
打ちます。

 
しかも、相手投手の渾身の力がこもった打ちにくいボールです。

 
ですから、ほとんど、7割から8割は、バットの芯にまともに当てることさえもできません。

 
3割もヒットが出たら、3割打者として賞賛されるのですから、
ほとんどの7割が失敗に終わるが野球のスイングです。

 
力任せに、大きな円を描いてバットを振り回していたら、ほぼ100%、
ボールに当てることもできないのです。

 
ですから、できるだけ小さな弧になります。

 
極端な話し、バッターの振り回すエネルギーも大切ですが、投手の投げたボールのエネルギーを巧み利用することが、賢明なのです。

 
世界のホームラン王の王監督、大リーグでもNO,1の好打者のイチロー
選手、日本では球界NO,1と言われた好打者の元ヤクルト監督の
若松さんなど・・・。

 
彼らは、一般の野球選手に比べたら体格も、そんなに大きくもなく、
体力も見るからに非力のように思われます。
 
 
ところが、彼らに共通しているのは、バットの振りをできるだけ小さくして、つまり、小さな弧にして、相手投手の力を最大限に利用しているのです。

 
相手投手の、渦巻きのパワーを、自分のスイングの渦巻きのパワーに
加えて、ボールを飛ばすエネルギーに変えているのです。
 
 
自分の力で相手をねじ伏せよう!とは考えないのです。そこには
気負いがありますから、彼らのような好打者にはなれません。

 
清原選手や中日の中村選手のように力任せに強引にバットを振るのも
豪快で素晴らしいのですが、微妙に違うのです。

 
好打者は、いくらがんばっても、7割は失敗に終わるのですから、
常に、失敗の原因やヒットに結びつけるするタイミングなど、
考えていることと思われます。

 
ですから、どのようにしたら、相手のエネルギーを自分のエネルギーに加えることができるのか!!と、自分に問いながら練習することが、成功する秘訣のような気がしています。

 
コインの表裏のように、質問するということは答えがあると言うことです。

 
柔よく剛を制す!ということわざがありますが・・・。

 
弱いものやしなやかなものは、強いものやその鉾先をうまく
そらして、結果的に勝つことがある。


優しさは、頑固な心をほぐす!

 
このように、観念的な解釈もありますが、渦巻きの原理を意識して、
もっと具体的に説明すると・・・・。

 
どのようにしたら、相手のエネルギーを自分のエネルギーに加える
ことができるのか!!と、自分に問うことをすると、

 
そのための練習に工夫が生まれます。人に強制されるのではなく
自主的になります。さらに自分を冷静に見る、止観のような状況になります。

 
エネルギーの流れが、客観的に見えてきます。野球の打率に換算すると2割から3割5分にアップします。

 
10本の内、3,5本が打てるようになるのです。

 10回トライして、6,5回が失敗ということですから、一般には厳しいように
思われますが、野球の世界では,トップクラスの成功者になるのです。

 
6,5 回は、3,5回の成功へ導くために、必要な意識を深めるための経験
なのです。
 
 
このようなエネルギーの活用は、一般社会のあらゆる分野にも
応用が可能だと思われます。

 
例えば、交渉相手がいる営業活動で、相手は高飛車で、始めから
ネガティブの考えで、一方的に、否定ばかりしてくる!とします。

 
この相手のエネルギーは、強力な左回りの渦巻きで、こちらの
エネルギーもどんどんその渦巻きに負けて、飲み込まれそうになります。

 
つまり、自然と相手のペースにはまり、言いなりになってしまうのです。

 
こちらは内心では、ふざけるな!と、喧嘩もしたくなるほど、憤慨してきます。100件にあたっても、1件も話しも聞いてくれない場合もあります。

 
相手の左巻きのエネルギーを右巻きに変える方法は、
何度も何度も訪問し、マニュアルどおりに、言葉巧みにねじ伏せて、
相手が参りました!と言わせる意外にないと思っている人がほとんどだと思いますが、この方法では、ことごとく失敗に終わります。

 
相手を打ち破り、自分だけが勝つことは、天地の理ではありません。

 
目には見えないのですが、こちらのエネルギーを右巻きにして、
相手が良くなることを徹底して思ってあげることが、相手のエネルギーが自然と変わることなのです。

 
この原理は、ビジネスや人間関係の天恵シートの原理と同じです。

 
相手を打ち負かすことではなく相手を思いやり、相手のエネルギーを
こちらのエネルギーと一体化することが、最終的には、自分のエネルギーに、快く、同調してもらえることなのです。

 
このような例は、会社の上司と部下との関係、お医者さんと患者さん、先生と生徒・・・、そして、自分と潜在意識との関係、自分と苦手な仕事・教科、・・・など、色々、様々に考えられると思われます。

 
相手のエネルギーが対峙しても、相手を良くすることを考え、相手の
エネルギーと、自分のエネルギーが一緒になって、両者を成功に導く!

 
このことを真剣に考えながら、取り組むこと!が、極意です。