イメージ力を高める M805
イメージ力を高める
イメージ法のマスターが鍵になる!!
「ザ・シークレット」は、全米の偉大な師(指導者)の中から55人を
選びだしてビデオ映画を作成し、その後、書籍化し、世界中で、
860万部以上のベストセラーになっております。
この本の中でも24人の指導者が参加して、成功の「秘密」を指導して
いるのですが・・・。
彼ら=偉大な師(指導者)が、共通して強調したいことは、読者に
イメージ力を高めなさい!と、指導している点だと思われます。
イメージ力は、本来人間に兼ね備わっている能力であり、誰もが
できることを前提に、文章を書いている指導者もおります。
「ザ・シークレット」のイメージとは「取らぬ狸の皮算用!」を感情を込めて、ありありと思い浮かべなさい!ということです。
このように言われると何となく抵抗感があると思われますが・・。
まだ、手にしていない狸の皮を、幸福感を持って、数えてありありと実感して、感謝しなさい!と、言う教えがシークレットの内容なのです。(狸の皮は例えですので、それを願いごとに置き換えてください。)
この本ばかりでなく、世界中の自己啓発や能力開発の本の全てが、
一つの例外もなく、イメージ力の大切さを紹介しております。
イメージが確実にできれば、願望の実現化が楽にできるからです。
オリンピックのメダリストも、イメージは当たり前になり、大リーグのイチロー選手もイメージの天才と言われておりますから、願望の達成にはイメージ法の修得が何よりも優先されることなのです。
ところが、イメージが大切だとわかっても、日本人にはこの肝心な
イメージが苦手な人が多いのです。
多くの日本人は、「取らぬ狸の皮算用」は、やめなさい!非現実的な
幻想にふける事はよしなさい!もっと現実を直視しなさい!と、子供の時から言われて育っているからです。
能力開発の本を読むだけで、成功している日本人は、極わずかな
右脳型のイメージの得意な人だと思われます。
イメージとは、「心の中に思い描くこと!」と、誰もが認識していて、簡単なことのように思われていますが、大きな個人差があるのです。
誰でも漠然とイメージできますが、すべての条件がそろった、理想的なイメージ=実現化できるイメージまで至っている人は非常に少ないのです。
このイメージが完璧にできれば、囲碁の名人にも成れるし、弓道の
神様と呼ばれた、暗闇でも的に命中できる弓道の神様にも成れるし、
どんな分野でも奇跡を起こせる、一流の達人にも成れるのです。
大人よりも小さな子供のほうが鮮明にイメージしていると思われます。子供は、純粋に喜び、純粋に怖がり、泣いたりしますから、より鮮明で豊かなイメージができるのです。
イメージ力=創造力でもありますから、右脳の支配でもあります。
日本人のほとんどが左脳型なので、左脳型の人がイメージをしても
西洋人が考えているような願望を確実に実現できるイメージとは、
かけ離れたイメージになっているのです。
イメージも練習ですから、一度や二度の実践だけでマスターできる
ものではありません。さらに、練習を積んで、テクニックが優れていても心の中に抵抗があれば、挫折してしまいます。
日本人にとっての最大の難関は、この心の抵抗だと思われます。
心・技・体 という言葉がありますが、テクニックや技術が先行しても、自分の心情に合ったものでなければ、つまり、そのイメージに違和感があれば、心の奥で、ブレーキがかかってしまうのです。
能力開発の指導では、目を瞑った生徒の心の中まで見ることが
できませんから、どんなイメージをしているのかも把握できません。
イメージには個人差があり、このイメージの指導が、一番のネックに
なっているのです。