色即是空 M535

色即是空



能望を実践していると、「気づき」が多くなります。どうして、気づくことが多くなるのか?という質問をいつも頂きます。

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「気づく」という言葉の意味は、何かの気配に「気づく」という表現的な意味もありますが、心の底から感銘し、目からうろこが落ちる状態の、深い「気づき」もあります。

 
目の前で起こっている現象の本質がわかり、目覚める「気づき」!

 
あるいは、今まで知らなかった事に、何かのきっかけで深く理解す
ることができて感銘する「気づき」!というような「気づき」は、その人の生き方や運命までも変えてしまいます。

 
気づくの「氣」は、空気の様な目には見えないエネルギーです。

  
般若心経の中の、「色即是空」の「空」は、プラナであり、「気」のエネルギーが満たされた実体のない場のことです。

 
般若心経では、何もない「無」とは区別して「空」と表現しています。

 
「色」は目に見える物質で、「空」は目には見えない実体のないものです。

 
色即是空・空即是色というのは、「色」も「空」も、「空」も「色」も同じものという意味ですから、目に見える物質も、目に見えないものも同じものである!と、解釈できます。すべては一つにつながっている!という東洋の思想です。

 
これは、量子力学の最小単位である「量子」の世界で考えたら、すべての物質は実態のない、波の様なものですから、理解できると思います。

 
量子の世界では、どんなに堅い物質でも、山でも、地球も太陽も、
宇宙空間でもすべて、スケスケの「空」の状態、つまり、エネルギーが漂っている透明な状態になります。

 
その状態のことを「無」ではなく、「空」としたのですから、誠に絶妙な表現です。

 
仏教の世界では、量子の世界の素粒子よりもさらに小さな、プラナ=「氣」のエネルギーを理解していましたから、ずっと進んでいたことがわかります。

 
量子力学」の父と呼ばれた、ニールス・ボーアや、ハイゼンベルクなどは、昔の東洋の思想に驚嘆して、インドや中国に、自分達の理論との類似性を、何年間も確かめに行っております。

 
量子力学の概念が、東洋の哲学や仏教の根本の思想に驚くほど
類似していて、東洋の数千年前の賢者たちの説いた教えや聖典に記述された思想や世界観との間に、様々な共通点を見いだしたのです。

 
宇宙に広がる「空」の世界には、氣が充満していて、ここからすべてのものが生じるのです。

 
すべての物質も、すべてが起こる現象も、その源流には、この氣のエネルギーがあるのです。

 
世の中の得体の知れない「大きな流れ」の根源は、氣のエネルギー
なのです。
  
 
気がつく=「気づく」=「氣づく」=目に見えない氣のエネルギーを感知する=物事の本質を理解する。それが「気づき」なのです。

 
つまり、「気づき」という文字だけを分解しても、気が付くとなっているのですから、氣というエネルギーを身近に感じて、敏感になり、得体の知れない実態のないものの「流れを」理解しなさい。と、言うことではないでしょうか。

 
本当の「気づき」とは、世の中の情勢、勢い、流行、変動、リズムなどを察知し、時代の波や 時勢、風向きなどを的確に読み切り、運気を呼び込み、運命を好転させると言うことなのです。

 
そして、さらに重要な「気づき」は、世の中がいくら変化しても、自分の周りに起こっている現象の「波」は、自分の思考や、決断で起こした「サザ波」が、フィードバックしている!ということです。

 
あの人には勢いがある!とか、時代の寵児!とかの言葉がありますが、これらの人達も、流れや勢いの発端は、自分から起こしていることになります。

  
自分にとって望ましい未来となる波を起こしているのか?それとも望ましくない未来を招く波を起こしているのか?

  
自分が、波の源流であることに気づけば、マイナスの現象を起こす波を起こすことのないように、自分の思考を変えて行きます。


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能望を実践していると、前向きの思考になりますから、このことにも気づいて来るのです。

 
「気づき」の「」とは、
 
  
森羅万象の根源、世の中に起こる現象の源流
  

生命の根源
  

人間の心身の働きをつかさどるエネルギー

 
宇宙に充満している氣が、常に流動していることによって、全ての
物・全ての事の生成・変化・消滅という現象を起こすのです。
 
 
氣のエネルギーが不足すると、病気になったり、老化が早まります。
氣が枯れる!状態になるからです。

 
能望の実践で、つねに氣のエネルギーを全身に充満させて下さい。
 

パワーアップノート

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