五大に皆響きあり M156−1

五大に皆響きあり



空海は五大に皆響きあり!と、言っております。

                                                                                          • -

  
「五大にみな響きあり 十界に言語を具す六塵ことごとく文字なり 法身はこれ実相なり」この言葉は、空海が『声字実相義』という著書の中に残されている言葉です。五大とは、私たちの世界を構成する「空・風・火・水・地」のことで、十界は、地獄から仏の世界までを含んだ全ての世界のことです。

 
五大の空・風・火・水・地は、五体にも、五音にも対応しています。五体とは、頭、 首(喉)、胸(心臓)、腹(腸)、下丹田(肚・腰・脚)

 
五音とは、「あ・い・う・え・お」になります。それぞれの五体の部位の臓器やその働き、内分泌腺などに、それぞれの五音が響くと、エネルギーを与え、その働きを促進するのです。

noubou1.jpg 

能望の実践でも明らかなことですが、「あ・い・う・え・お」の響きは、真実の言葉であり、五大=五体にみな満ち溢れて、響き渡るのです。
 
 
また、弘法大師空海は、「心の底にある湛然とした、清浄な自心を観よ」と、説かれています。「か・き・く・け・こ」も残音は、「あ・い・う・え・お」になります。「か・き・く・け・こ」は二層の微細体に対応しています。

 
「さ・し・す・せ・そ」は、同じように、三層の微細体に対応します。「た・ち・つ・て・と」は、同じように、四層の微細体に対応します。「な・に・ぬ・ね・の」は、同じように、五層の微細体に対応します。それぞれの音を、初めは10秒くらい、慣れてきたら限界まで吐き出すのですが、「た行」くらいまで来ると三つの倍音がはっきりと聞こえてきます。倍音とは、「1/f のゆらぎ」が同時に出現することにもなります。

 
この倍音の「揺らぎ音」が脳波を、覚醒している状態のベーター波から瞑想状態のアルファー波に誘導するのです自然治癒力が活性化するのです。

 
表面の肉体だけなら、どこにでもありそうな健康法になりますが、五層の微細体まで、響いて影響を与える!となると、レベルが違ってきます。私達現代人は、自分の体のことになると、表に出ている皮膚や
髪の毛のことは気にしていますが、内臓や血液、そして、ホルモンの分泌などには、病気でもしない限り、思いをかけることはないと思います。

 
五十音の発声は「神の名」の発声でもありますから、この神名を、
それぞれ対応している臓器や内分泌腺、細胞、血液、ホルモンなどに
響かせることは、最高のコミュ二ケーションになることを確信しました。ホーキンズ博士は、日本語は英語よりも意識レベルが、30ポイント、つまり10の30乗も高いことの説明をエハンさんにされたそうですが、世界の言語の中でも、意識レベルの高い言霊で、自分の体の中の
五臓六腑に向けて響かせることは、格調の高い意志の疎通になるの
です。


深い感謝の気持ち、深い畏敬の念、信頼感、そして何よりも深い愛を心を込めて伝えることができるのです。大きな樹は空高くそびえていますが、地中の根の営みがあるから、地中で支えている根の働きを忘れてはいけません。私達も、体の中の営みに思いを馳せるのです。さらに、二層から五層までの微細体にも感謝を深め、神のパワーに通じるのです。いつでも、どこでも神通力を発揮できるように、五十音の最高のコミュ二ケーション能力を高めるのです。

 
能望を実践されている人は、準備トレーニングとして、能望に抵抗がある人や、初心者の人には、「あ・い・う・え・お」の呼吸法を奨励したいと思います。

 
「あ・い・う・え・お」の呼吸法⇔能望の高速実践

noubou3.jpg
 
清音の発声は、氣のエネルギーの質を浄化し、清める効果もあるようなのです。能望を唱えるときに、悲壮感や義務感で唱えても、氣の質が良くなるようには思われません。氣にも、邪気、嫌気、悪気など、マイナスの氣があります。高野山比叡山真言僧や天台僧が五十音のシステムは、氣の質を浄化し清めるためにも、考え抜いたような気がしています。能望をストイックに実践しても、気楽に「あ・い・う・え・お」の呼吸法を併用すれば、気持ちも安定し、氣の質も高まるのです。

 
さらに、私達、大和民族の眠っている共通の魂をDNAのラセン(スパイラルシート)から引き出してくれて、民族の誇り高き記憶をよみがえられてくれるのが、「あ・い・う・え・お」の清音の様な気がしています。


 スパイラルシート
スパイラルシート.jpg


私達が民族の誇りを取り戻したら、きっと味わえるだろうと思えるような「高揚感」と「満足感」、そして、すっきりした気持ちになります。この機会にご利用ください。