腹式呼吸 M886−2

腹式呼吸



政木和三博士の回想録---------------------------

 
1916年(大正5年)5月26日兵庫県神崎郡瀬加村瓜生田で、政木家の長男として生まれる。幼いときから胃腸が弱く“青びょうたん”などといわれていた。それに少々吃音で、それが引っ込み思案な子にしていた。学校に上がる頃、お寺のお坊さんや町の診療所の医師から、腹式呼吸というのを教えてもらった。

 
最初の頃は7秒間で息をゆっくり吸い、それを下腹部に押し込み、おなかが膨れるようにして7秒止めて、それからゆっくりと7秒間で吐き出すという方法であった。こうした訓練を毎日、1時間続けていると、2年後には20秒間で吸い、20秒間止め、20秒間で吐き出す、1分間で1呼吸できるようにまでなっていった。それを真っ暗な部屋で毎日続けたのである。すると、1年くらい経つころには、腹式呼吸をした後、部屋の中がポッと明るくなることが分かった。こうした状態を自然にできるようになったのである。

 
そして10歳の時である。母親がお寺からもらってきた日蓮宗のお経の漢文の本を全部解説して、母親に聞かせる。母が90歳で亡くなる前、「あのとき、お前がお経の意味を話してくれたからよく分かった。ありがたかったよ」と言われた。そこで、母が亡くなった後、その遺品からその古いお経の本を探し出し、開いてみたが漢文調の難しい文字は、何が書いてあるかまるで分からない。どうして、あの当時の私にこんな難しいお経の意味が分かったのであろうか。

 
それは、後日、人間の脳波が研究され、私も脳波の研究をしていくうちに、実はその時の脳波の状態は、シータ波にまで達していたことが解明されたのだ。つまり、腹式呼吸法を長い間、熱心に集中したことで、今でいう「気」が高まり、気功でいう「真気」にまで達したために生じたのであろう。

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お寺のお坊さんや町の診療所の医師から教えてもらった呼吸法の訓練によって、脳波がシータ波になり、「気」が高まり、「真気」にまで
達したために、奇跡が起きた!ということになります。「真気」とは、心の奥の根源にある精神のことです。理想的な呼吸法を実践すれば、より短期間で、心と体と精神の三者の統合を成し遂げることができるのです。

 
政木和三博士は、講演の会場では常に生命エネルギー(氣)の重要性を説かれ、早く自分の内なる神に気づいて下さい!と、強調されていたそうです。政木和三博士は腹式呼吸ですが、私の推奨するのは、丹田呼吸に、五十音をプラスした、現在考えられる最も理想的な呼吸法になります。

 
この呼吸法の実践で、シータ波はもちろんですが、今まで見えなかったもので見えてきたものがあります。そのいくつかを、この商材では紹介しています。近日、完成しますので、ご期待下さい。

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◎[あいうえお」⇒「愛うえお」シリーズは「脳の疲れ」が取れる!ということで、好評です。現代人には有り得ない奇跡が起る魔法の手法です。