古代の叡智 M707

古代の叡智



神我の宿る心、心がゼロの空に至る最良の方法----------

 
私達の毎日の行動は、過去の記憶によって支配されています。科学者の実験結果によると、毎秒ごとに無数の情報の断片が我々の感覚に流れ込んでいて、我々の意識は、最高でも毎秒40個、そこそこしか処理できないそうです。何百万、何千万という記憶の断片が現実には一切の情報を含まない意識体験として圧縮されている!そうです。

 
ハワイ伝統(古代の叡智)の問題解決法を指導しているヒューレン博士によると、人は誰でも一瞬に1500万の記憶が脳裏に浮かび上がり、1500万もの事柄を体験しているそうです。そのうち、意識がカバーできるのはせいぜい15の事柄だけとのことです。この一瞬というのは、0,3秒ぐらいだとすると同様の見解になります。

 
それにしても、0,3秒の間に、1500万の記憶が脳裏に浮かび上がるのですから、すごいことになっています。私たちは、社会が作り上げたネガティブな観念を長い事、植え付けられてきました。長年蓄積してきたネガティブな記憶が、不安、恐れ、悲しみ、怒り、恨み、妬み、疑い・・・などの煩悩として、嵐のように浮かび上がってきているのです。さらに、意志は行動が始まる50分の1秒前に現れるが、脳内の記憶の波動は、ほぼ確実に意志より30分の1秒前に現れることを科学者が発見しているようです。


私達の行動の選択は、意識や理性によって形成されているのではない!ということになります。本来の光り輝いている自己は、煩悩に押しつぶされて、現在、存在している自分は、自分のようで本当の自分の思考ではないのです。禅の修行体系なども、まさしく、この浮かび上がってくる膨大な記憶(煩悩)を沈めることが修行であり、本来の自己の発見という、本質をついていることになりますが、お釈迦様は、このことを熟知していたのでしょうか。古代の叡智は、現代の科学がやっと分析できて明らかになることを、いとも簡単に当たり前のように対処しています。

 
現代の科学のレベルでは納得が行かないことばかりなので、今までは、非科学的と無視してきたものが多いのです。ヒューレン博士も、初めは、かけ離れた概念なので、ついては行けなくて何度も断念したそうです。ところで、私達は、この何百万、何千万という過去の記憶の断片に支配されて、振り回されて、生きている限り、いつまで経っても、過去の記憶の奴隷状態にあり、思い通りの人生を歩むことができないのです。

 
一生涯に渡って、過去の記憶のプログラムに妨害されて、悪戦苦闘し
なければならないのです。けれども、ネガティブな記憶を調和すことにより、本当の自己とつながる事ができ、より人生を豊かで充実した方向に向けていく事ができるのです。

 
潜在意識に蓄積された過去の記憶(煩悩)=擦り切れたボロキレに妨害され続け、望ましくない人生を歩むのか!それとも、その記憶(煩悩)のエネルギーを調和してゼロの状態にして、思い通りの人生を歩むのか!まず、私達が第一にすることは、過去の記憶(煩悩)=擦り切れたボロキレが引き起こすマイナスの現象であっても、すべて、「受け入れて、謝り、許してもらい、感謝して、愛すること」を心がけるのです。

 
人生において発生するすべての物事が、我々の記憶のプログラムの投影に過ぎない!ということですから、自分の内面の記憶の浄化のためにも、自分の感情を超越して、「謝り、許してもらい、感謝を深める」のです。「ごめんなさい、どうか許して下さい!」と、許しを請うことが、内面の浄化につながり、愛に至る扉を開くのです。

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この概念は、天恵シートと同じです。言霊の高いエネルギーを活用して自分の意識レベルを高めるのです。さらに、強力なブルトーザーのように、マイナスの渦巻きを一掃してしまう、スパイラルシートがあります。

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「六徳⇒虚空⇒清浄⇒阿頼耶⇒阿摩羅⇒涅槃寂静」での降龍の実践は、徹底的に浄化する行為ですから、つまり、マイナスの記憶のエネルギーの塊が、自分の体の周りに渦巻いているのを、渦巻きごと抑えてしまう働きをしますから、天文学的なマイナスの記憶(煩悩)を浄化していることになります。病気や痛みなどのマイナスの現象でも瞬時に治ってしまうのです。
 
 
ミクロの命数を抜きにしても、受容・許し・超越(350)⇒愛(500)となってい
ますから、許しを請うことが、意識のマップからも、天恵シートからも、マイナスのエネルギーを中和する効果があることは実証されています。

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さて、言霊とは、音声を発してその音の響き=バイブレーションに霊魂が宿り、望ましき働きをするのです。許しや感謝も、声を出して、言霊の音を脳に響かせることが、より一層の効果があると思います。ところで、音の響き=バイブレーションの効果と言えば、清音(聖音)・倍音で、浄化とエネルギーを高める、「あいうえお」五十音の発声が、最高の方法になります。

 
日本の五十音も、古代の叡智であり、ハワイの古代の叡智と併用すれば、最高の手法になります。そもそも、「あいうえお」は、「愛を植えよう」ですから、精神性を高める「愛」にも関連があるのです。「あ」とは吾(あ)で、自己の本質に他ならないが、それを「無限神聖」とみるのが覚者の悟りである。また「悟り」とは「吾」の「心」と書く、と説明があり、「あ〜わ」に挟まれた間の「八心音」が、心の岩戸を押し開く重要なキーになる!ということですから、言霊の五十音の響きには、とてつもないエネルギーが秘められているのです。

 
第一段階には、「あいうえお」五十音の「あ」行〜「な」行を唱える
実践をします。二十五神の音霊のバイブレーションが、浄化から愛に至る最適手段でもあるのです。五十音も、古代の叡智の本質になります。あ神、か神、さ神、た神、な神の振動は、見えない意識次元と、見える物質次元の両界をつなぐゼロポイントに通じています。


大宇宙に鳴り響いて鳴り止まぬ「あいうえお」の音霊を唱えたり、聴くことにより、神との一体化、つまり神我の領域に導かれているのです。