出現する未来 M878

出現する未来



「命」の偉大な奇跡を実感している人は、たくさんおられると思いますが、その中でも「いのちの日記」を書かれた柳沢桂子さんは、長苦しみのなかで、命と真剣に向き合った一人だと思われます。彼女は、我執の厚く硬い殻が剥がれ落ちる時、私達の命もまた野の花のように清らかに輝きはじめるのに違いないのだ。と、書かれております。

 
「命」と渾身(こんしん)の力で向き合った、西洋の科学者が東洋の叡智に至り、命のパワーで奇跡を起こされているのです。さて、 九つの和=マンダラに書いた「命」のつく文字から、『命の源流』のマトリックス・マップが、天から与えられるように
創作できましたが、この現象も奇跡の様なものでした。

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心を深め『命の源流』に近づけば近づくほど望ましい現実になる!
と、何度も書いてきましたが・・・。ここで主張してきたことが、普通の人にも納得して頂ける現象が次から次へと起きています。『命の源流』を常に意識して、関心を寄せて、感謝を深めて、敬愛を深めれば、あり得ないシンクロや奇跡の現象が起きます。

 
・命と向き合う!・命を込める!・命を食す!・命の中に入る!


・命を燃やす!・命を授かる!命を吹き込む!・命を懸ける!


・命を生かす!・命が輝く!・命を運ぶ!・命と結びつく!


・命に感謝する!・命を純粋に愛する!・・・・。

 
「命の根源」を意識して、心を深めるだけで、心の奥に宿る偉大な力が働き、幸せで望ましい未来が出現するのですから、余計なことはせずに、これだけに専念すればいいのです。『命の源流』と向き合うことが、あり得ないシンクロや奇跡を起こし、望ましい未来を出現させている!という同じような原理が、この本にも書かれているのです。

 
神田昌典さん、勝間和代さんの共著である『10年後あなたの本棚に残るビジネス書100』(ダイヤモンド社)という本があります。この本では「未来を見通す力をつける6冊」が選ばれています。その中でも「今後10年の潮流をなすマネジメント論」として、2006年に出版された『出現する未来』(ピーター・センゲ、オットー・シャーマー、他2名、野中郁次郎監修、高遠裕子訳)を、取り上げており、さらに、その本が2年ぶりに重版されたのです。

 
この本の古本はアマゾンのサイトでは5万円の価格がついているのもあり、この本は、これから10年間の世界の流れをなす理論になる!と、神田さんも絶賛されているのです。ピーター・センゲ氏やオットー・シャーマー氏は、ネットで調べてもわかりますが、世界的に有名な学者でありながら、西洋の科学に東洋の仏教や老子の思想が融合されているのです。

 
現在、どの分野においても西洋の科学が行き詰まっていて、特に経済の分野では、世界的な危機を招いているのですから、いくら高名で優れていても、選ばれることはないと思われます。この本には、私が今まで主張してきた、心を深めることで、内在している偉大な力が働き、幸せで望ましい未来が出現する!という内容が書かれています。

 
会社の経営から、教育、医学、農業、芸術、あらゆる分野で成功するための未来の潮流になる!と、神田昌典さん勝間和代さんの共著である『10年後あなたの本棚に残るビジネス書100』に絶賛されているのですから、2年も経ってから増刷されるのは異例のことなのですが、奇跡が起きているのです。
 
 
まだ、日本では翻訳されていないU理論という本がありますが、『出現する未来』の作者でもある、オットー・シャーマーが提唱している理論で、それを神田さんが原書で読まれて、日本で発売される前に教材を作り、紹介しているのもすごいことだと思います。

 
この「U理論」は『出現する未来』の本の柱にもなっていますが、私が書いてきた、心を深める「μミユー理論」や「降龍」とほとんど同じ原理なのです。それでは、神田さんの説明の一部を紹介します。

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「その会社なり組織の構成員が自分の内面を深く掘り下げ、内面を理解したら、そこに様々な可能性が生まれる。その可能性のうち1つを選択することによって未来は生まれる。つまり未来は論理的に作り上げていくものではなく、こうしたプロセスをたどった結果として出現するものなのだ」


「もちろん方法論はまだ実証していく必要はあるだろうが、論理的なフレームワークはさすがと思わせる。おそらくこの本をきっかけに、いままでとはまったく違うマネジメント論が、これから10年で急速に進むと思う。だから自分自身が高度な経営者になろうと思うなら、この本はぜひ読んでおくべき。何しろこの1冊で経営スタイルがまったく変わるのだから」

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アマゾンのサイトから、『出現する未来』を読んだ読者の感想の
一部を抜粋します。


驚愕の一冊、と言っていいはず。センゲ氏が提唱したLearningOrganization(学習する組織)の要諦はシステム・シンキングにありますが、本書では、仏教や大自然での神秘体験など宇宙的な広がりのなかで、知と精神、科学と意識の融合を思索していきます。


発端となる問題意識は「レクイエム・シナリオ」、すなわち自然環境や生態系の破壊等とも密接に絡んだ全人類的な危機をいかに脱却するかにあります。そのシナリオに向かう現在の状況をいかにして変化させるか。「結局のところ、変化のために重要な点はただひとつ。人の心を変えることだ」。ここから壮大な知の冒険が始まります。

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今までの物理主義、実証主義、評価プロセスとは根本的に異なる新しいパラダイムだと思います。 未来から学び、未来実現のために出来ることを流れに乗って自然に行動する。そこにはエゴを越えた大きな目的、使命、そしてシンクロニシティーの出現があるのです。

 
教育プロセスを刷新した「学習する組織」を提言しているピーター・センゲさんが、危機的状態の現代社会に贈る大切な教本だと感じました。 東洋に生まれた私たちが、率先して「U理論」を実証していくことに使命のようなものを感じます。

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不確実性が高まり、過去から学ぶことが難しくなった現在、我々の持つポテンシャルを解放させ、未来を生成していく方法である「未来から学ぶ」ということがどういうことなのかを、対話を通して理解させてくれる書籍です。


オットー・シャーマーとピーター・センゲらは、このUプロセスのコンセプトを10年近く前から探求しており、モデルの前進となるもの海外のカンファレンスで6年ほど前にシャーマーから聞く機会があったが、それからのモデルの進化は素晴らしく、注意深くこの本を読めば、新しい世界観をだれもが獲得できるものと思われます。


企業や組織のマネジメントボードメンバー、戦略や企画スタッフ、R&D、マーケティング、そして人材開発や組織開発に携わる人は必ずお読みになり、これまでの自分の認知枠とのずれを再確認してはいかがでしょうか。

 
この本の作者の一人であるオットー・シャーマーは、U理論を基盤に新しい取り組みを提唱しております。U理論とは、左からUの字に従って降りて心を深めて行くのですが、Uの底が、心の奥の扉になります。Uの底に至れば、魔法が起きて、望ましい未来が出現する!
という理論なのです。

 
オットー・シャーマーのHPにも書いてありますが、素晴らしい理論の展開です。素晴らしい叡智に感謝です。マンダラからマトリックス・マップやM理論にたどり着き、命数の発見から試行錯誤を経て『命の源流』に至っておりますから、具体的な方法論に関しても、同じような経過をたどっているように思われます。

 
私は、幸いなことに「命数」の意外性と、これこそが心を深める奥義ではないか!と、気づいたので、非常に有り難いことでした。「奥義」とは心の奥まで深めること!と、思っております。命数の奥義⇒スパイラルの降龍・昇龍で、涅槃寂静まで至り、さらに、『命の源流』という概念にたどりつきました。

 
その過程の中で、皆様に教えて頂いた多くの叡智も、すべてが心の奥に至る叡智に繋がっております。