超能力 M719

超能力



能望の実践で、声を出さなくても、聞いているだけでも効果がありますか?という質問がありました。住宅事情、周りの人の気遣い、はずかしさ、誤解をされる等々、今まで一番に多い質問だと思います。

 
私は、何もしないよりは、聞いているほうが、さらに聞くだけよりも、声を出したほうが効果があります。と、お答えしています。自分の声の振動は、仏教の修行にもありますので、現代の科学では解明されていなくても、エネルギーの観点からも計り知れない効果があると思います。けれども、皆さんの事情も良くわかるので、あまり強調しては言えませでした。
 
 
自分が声を出すことは、自分の声から伝わる振動のエネルギーが体全体に伝わり、共鳴して増幅するのは明らかです。音を出すと、まず空気が振動します。その振動は耳の中に伝わり、鼓膜を震わせ、耳の奥にある「蝸牛」という部分へ伝わります。そして、この「蝸牛」から音の情報が脳の中枢神経へと伝わって音を認識できるのです。

 
耳は外側から外耳・中耳・内耳に分けられていますが、一番奥の内耳にあるのが「蝸牛」です。この「蝸牛」とは、中学や高校の理科や生物では「うずまき管」なっていて、カタツムリにそっくりな形をしている渦巻きなので、記憶している人もおられると思います。

 
渦の巻き方向は昇龍の渦と同じ右巻きになっています。人間の耳の中に音を聞くのに最も大切な聴覚を司る感覚器官が渦巻きになっているとは、考えだけでもすごいことだと思いませんか?「うずまき管」の研究は進められているそうですが、その詳細な機構や機能については依然、謎に包まれた部分があるそうです。

 
「蝸牛」(かぎゅう)ですから、牛年に関連があるのかも知れません。さらに、私達が聴く音、“振動”の伝達経路は、空気を伝わる「気導音」と・骨を伝わる「骨導音」の2つの経路があります。

 
人間の声は、声帯の振動が空気を震わせることで周囲や本人に聞こえます。これを「気導音」と言います。もう一つは、発声者の頭の骨を震わせて本人の耳に届く「骨導音」と言います。

 
これらの振動を最終的に音としてとらえるのは、内耳の「蝸牛」=「うずまき管」にある聴覚神経になります。ところで、冒頭の質問の答えとして、何もしないよりは、聞いているほうが効果があります。と、答えるのは「気導音」を聞くことになるので、「うずまき管」を刺激します。

 
さらに、自分で声を出すのは、「気導音」と「骨導音」の2つの音を聞くことになるので、ダブルの刺激になるのですが、「骨導音」の振動が能力開発のキーにもなっています。この「骨導音」は、普段はなかなか情報が届かない脳の深層部、『間脳』へ直接アクセスできるのです。


これについて右脳の専門家である七田眞先生は、「能力開発で一番大切なことは、声に出して唱えることです。暗唱の振動音が脳の腔の中に響き、脳の深い所に隠れていた秘密の振動音を持つところと、暗唱の振動音が共鳴して奇跡が起こるのです。音の共鳴が脳の深層の回路を開くのです。」

 
空海は虚空蔵求聞持法という記憶術を使って、超能力(実は右脳の能力)を開きました。虚空蔵菩薩真言百万遍唱えることによって、一度聞いたら忘れないという超能力を開いたのです。」振動音の共鳴が、脳の深層の回路(間脳記憶回路)を開く!

  
「間脳」というのは、右脳・左脳・松果体という三つの器官の働きをコントロールしている司令塔の役割をしているそうです。「間脳」を開くと、容易に速読や天才的能力を発揮できるだけでなく、超能力のような不思議な能力さえ引き出せるようになります。


真言をひたすら唱え続けると、超記憶力が育ち、さらに超能力まで
開きます。その秘密は振動音にあるのです。振動音がアストラル体(精神的エネルギー体)とアクセスする右脳を目覚めさせます。 そして右脳こそ、波動による共鳴機能で開け、波動エネルギーを使いこなす脳なのです。」と、書いてありますから、真言=能望の実践は脳の深層部の「間脳」へ、直接アクセスできて(間脳記憶回路)を開く!のです。

 
能望には、現代の科学では計り知れない叡智が秘められていて、能望の実践が能力開発の最高峰である!と断言してきました。

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能力開発のプログラムはたくさんありますが、エネルギーの介在を無視したものばかりです。世間の多くの人が科学で解明できないエネルギーを、非科学的と思っているので、科学的であるために無視する以外にないのです。科学的であると主張すればするほど、エネルギーの存在を無視することになりますので、1000年も遅れた陳腐なものになっているのです。

 
能力開発のプログラムに機械的に取り組んでも、無味乾燥で、受験勉強のように疲れるだけなのです。七田先生も、波動エネルギーなど、その実態をもっと詳しく説明したいところですが、控えめに書いております。けれども、ヨガや仏教は、エネルギーの湧出が主題になっていますから、現代科学よりもはるかに進んでいることになります。

 
能望の実践による振動も素晴らしいものがありますが、住宅事情、周りの人の気遣い、はずかしさ、などの壁があり、まだその壁を乗り切れない人には、特に宗教的誤解を受けている人には五十音をお勧めします。

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エネルギーの観点からも、五十音の実践は、能望の実践よりも、短期間でエネルギーが出てきます。五十音の振動音の共鳴は、頭蓋骨ばかりでなく、脊髄、仙骨にも、そして、五臓六腑にも響き、本当にものすごいエネルギーが湧き出てきます。五十音の実践は、快眠・快便・健康そのものになります。

 
脳の深層部、『間脳』へ直接アクセスし、脳の深層の回路(間脳記憶回路)を開く!という表現がぴったりするのです。四国には、五十音に関連している、「あ」「わ」の国があります。「あ」とは天・(始まり、創造の音) 。「わ」は地、(終わり、結びの音)をあらわします。五十音は「あ」で始まり「わ」で終わるのです。

 
空海が、 阿波の国を、八十八霊場の第一霊場霊山寺に定めたのは深い意味があったのです。空海は、四国にあった太古の昔に高度な文明の痕跡をカムフラージュするために、天皇の命を受けて八十八霊場を造ったという説があります。

 
高度な文明の叡智が、日本民族に五十音を与えた!と仮定したら、五十音のエネルギーの高さが納得できます。言霊文化と言われていますが、言葉自体にエネルギーがあるのですから、計り知れない叡智です。 ∞の形の流れを空中に手で描いてみるとものすごいエネルギーが湧いてきます。阿波踊りの手の形の流れは、∞の形の様な気がしてきました。