今の瞬間 M659

今の瞬間



真言宗天台宗1200年ぶり交流、天台座主高野山を来月訪問。というニュースの記事がありました。1200年とは、すごい年月です。この間に一度も交流がなかったと言うことは、宗派を超えて仲良くすることは大変なことだったのですね。仲良くすることは笑いがありますから福が来ます。高野山比叡山世界文化遺産になっています。

 
比叡山延暦寺は、1571年に織田信長に焼き討ちに遭って、3000人以上の老若男女が虐殺され、さらに、織田信長は1578年に高野山高野聖を二千人近も虐殺しました。さらに、信長は、長島の一向宗一揆では、2万人の男女を焼き殺したり、とんでもない武将でしたが、現代の真言宗天台宗のトップは、何をお話しするのでしょう。


>過去の記憶が止まり、雑念がなくなり、思考の停止の瞬間を
>じっと待っていたように思います。
>過去の記憶は滝のように、押し寄せてきています。
>ほんの一瞬でも、止めることができたら、本来の素晴らしい才能や
>叡智が浮き出てくるのです。


その時、渦巻きのイメージが脳裏に浮かんできました。1200年よりもはるか昔の8000年前くらいの縄文時代の土器に描かれているような渦巻き模様です。降龍と昇龍の渦巻きがペアになれば、膨大な過去の記憶を阻止できて、思考の停止が可能になる!と、メッセージの様にも
思いました。

 
北海道にも縄文土器は出土しますが、展示会場で何度か見学しましたが、弥生式土器よりも、縄文土器には、はるかにすごいエネルギーがありました。縄文時代は1万年前からと言われていますが、エネルギー的には、つまり、意識レベルは弥生時代よりも高いので、古代の叡智の影響があったと思われます。

 
縄文の土偶や土器には、弥生式土器にない特徴があります。それは渦巻きの模様です。渦に注目して土偶や土器をみていると万物に渦があり、創造の源や永遠性の象徴のようにも思われます。単なる円ではなく、二重丸、三重丸、四重丸・・そして渦巻きへと線分を延長することが、まるでメビウスの輪のような無限を表すことになります。

 
実際にも、メビウスの輪の様な渦巻きや、ローレンツの蝶の様な渦巻きもあります。縄文の土器もそうですが、古代ケルトの文様や、ギリシャの唐草模様、マオリの渦模様、中国の雷文様(ラーメンマーク)など、太古の昔から、渦は人間の意識の中に現れ、造形物となって生まれたのです。「パワーかフォースか」の本では、ローレンツの蝶(バタフライ)の説明のところには、高いエネルギーと低いエネルギーの結合とか、優位フィールドと、弱いエネルギーの説明があります。