自分の中心軸 M859

自分の中心軸



何ヶ月も前から予告されていましたが、GMが破綻しました。AIGが役員への高額報酬の問題があっても、アメリカ政府の2回に及ぶ公的資金の手厚い援助は、理不尽のようにも思われましたが、GMのための布石だったのか?と、妙に納得してしまいました。アメリカ政府が直接GMに支援するのと、保障会社のAGIからの保証金でもカバーできるのと、リスクを分散しているように思われますが、結局は国の持ち出しになります。

 
これは、国民感情の風当たりを弱くするための措置なのか、それにしても20万人の社員のいる企業の破綻は大きすぎます。お金は無尽蔵にはありませんから、AIGも、アメリカ政府にも限界があり、早晩、危険な状態になります。アメリカ政府の財政がいつまで持つのかという
問題が浮上してきます。最終的には日本が尻拭いすることになりそうですが・・・。日本政府が購入している米国債の額は、実際には300兆円〜400兆円にのぼると見られています。

 
アメリカ政府の信用が失墜し、株がさらに大暴落でもしたら、この米国債は紙屑になります。リーマンと同じことになります。日本がこうした紙屑を400兆?も所有しているのに政府はその事実を公表しようとはしません。今まで、日本の政府も官僚も、日本の国民よりもアメリカ政府を優先してきましたから、アメリカは安心しているようですが、政権交代が実現すると、話が違ってきます。インフルエンザの渦が沈静化したと思っていたら、北朝鮮の問題も、GMの問題も、泣きっ面に蜂のように波状的に押し寄せてきます。
 
 
今こそ、自分の中心軸をしっかり持って内面を深める時です。さて、何となく、思いついて金曜と土曜の2日間で書いた原稿を、前回の土曜のメルマガに紹介しましたが、皆様から反響を頂き、有り難う御座いました。明るい話題が少ない中で、希望が持てて、厳しい現実の壁を越えられる手法をイチロー選手が教えてくれているのですから、有り難いことです。この文章の目的は「無意識」の状態から自分を切り離す!ことにあります。そして、固定観念からの開放にあります。

 
他人の幸せを願って、与える!という行為は、多くの現代人の固定観念にはないことですから、「与える」事は、固定観念という最強の壁を打破するには最良の方法なのです。どんな厳しい時代であっても、他人の幸せを願って与える人が、望まれる人になり、成功する人になります。企業では、この様な人は貴重な人財ですから、リストラの対象にされることはなく、このような人が会社を成長させるのです。

 
皆様が、素晴らしい天恵を与えてもらために、この情報を一人でも多くの人に与えて下さい。イチロー選手のように、いざという時に自分自身の実力が最大限発揮できる人に!イチロー選手が実践して結果を出した方法を学んで下さい。



≪イチロー選手のあの奇跡が、あなたも実現できる!≫


子供の頃は、1日の時間が非常に長かったと思います。経験を積んだ大人と違って、子供の頃は、何に対しても注意を向けて、意識をすることが多かったから、感動も多かったので、同じ24時間なのに、長く感じたのです。退屈を感じたのも、意識をしていたからです。それが、大人になると、日常は、同じことの繰り返しで、特別に注意を向けて意識をするものは少なく、好奇心もなくなっているので、ほとんどが無意識になってしまうのです。

 
子供の時に比べると同じ1日なのに非常に短く感じるのです。同じ24時間なのに、人は2つの時間を生きていることになります。一つは、物理的な時間で、もう一つは、その人が感じる時間です。イチロー選手の語録には、「自分で無意識にやっていることに、もっと意識をしなければならない!」 と、あります。無意識とは、ほとんどが過去の記憶の支配下になります。過去の記憶は、マナ識から浮き上がり左脳を経由して脳裏に渦を巻きます。 

 
その渦は、不平不満に始まり、悩み、恨み、ねたみ、心配ごと等、
マイナスの邪気の渦巻きですので、自分の心と体を蝕む渦になり
ます。マイナスの邪気の渦巻きは、自分の心と体と、そして、時間を
も蝕んでいることになります。WBCでは、イチロー選手はどん底のスランプでした、そして、過去の記憶から浮き上がるマイナスの邪気の渦巻きに巻き込まれていたのです。

 
どんな人にも波があるように、イチロー選手でも、王選手でも、誰もにも山があり谷がありで、この逆境があるからこそ進歩があるのです。イチロー選手が、万策尽きて、開き直って、たまたま実況中を
したらマイナスの渦巻きの渦中から、脱出することができたのです。これぞ天恵です。

 
この時、イチロー選手は、これで大丈夫だ!と、確信を持てた事でしょう。そして、あの様な晴れの舞台に立てたことに、感謝を深めたことと思います。そして、マイナスの渦巻きは瞬時にプラスの渦巻きに変わり、世紀の奇跡が実現できたのです。イチロー選手は大会が終わり、ペナントが始っても胃潰瘍で休んでいましたが、それだけ悩み苦しんだいう証拠でもあります。