右脳の支配になり、才能が開花 M69

右脳の支配になり、才能が開花



イギリスの男性(49)が、脳の動脈瘤(りゅう)の手術を受けた後、全く才能のなかった絵画のアートに目覚め、ギャラリーをオープンしたという、ニュースがありました。

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<脳手術後「ミケランジェロ」に?=生死さまよい、画才開花−英男性>【ロンドン1日時事】脳の動脈瘤(りゅう)の発作に襲われた英国人男性(49)が手術を受けた後、全く才能のなかったアートに目覚め、ギャラリーをオープン−。自身も「ミケランジェロに生まれ変わったか」とびっくりしていると1日付のデーリー・テレグラフなどが報じた。

 
この男性はイングランド南西部モールバンに住むアラン・ブラウン氏。二重ガラスのセールスマンだったが、6年前に倒れ、16時間に及ぶ手術で生死の境をさまよった後、生還した。その後、集中治療室で2カ月間過ごしていた際に絵を描くことを勧められ、犬の写真を模写したところ、今までは全く不得手だった絵がすらすらと描けた。出来栄えも、看護師が「画家か」と驚いて尋ねたほど。

 
退院後、大学で美術を本格的に学び、地元モールバンにギャラリーを開いた。脳損傷者団体関係者は「脳の損傷の後遺症は大半が機能マヒ。まれに新たな技術や才能が発見されることがあるが、どういった経緯で起こるのか、完全には解明されていない」と述べている。(ニュースより)

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絵を描くことは右脳の領域になります。これは、今まで才能を阻害していた左脳が、動脈瘤(りゅう)のために損傷を起こしたために、左脳の枠がはずれて、右脳の支配になり、才能が開花したことになります。絵画とか美術と言えば、明らかに右脳の領域になります。


右脳の芸術家的機能が開花した!と言えば、先日、紹介した脳科学者のテイラーさんもそうです。

 
彼女は、右脳のマインド=右脳意識について説明されていますので、うなづけることばかりです。彼女は、右脳の世界は、過去・現在・未来という直線的な時間もなくなり、あるのは「今」だけ、自分が周囲の人々、周囲の世界とつながっていることを実感できて、至福に満ちた世界である!と、説明されています。

 
左脳は「今」を過去と未来に繋げて反応し、機能的理論的に人が普通に生きていく上で重要な役割を果たすのですが、同時に「今、ここ」を失いがちになってしまう。左脳の世界では、自分は個人であり、周りの人々、周りの世界から切り離されています。

 
そして、左脳は、「私が、私が」と、自己中心的なので、エネルギー
の流れから隔離され、一体の孤立した人間になってしまう、と、テイラー博士は説明されています。テイラー博士は、右脳の世界では、私達人類はみんな兄弟であり姉妹であり、自然のすべてがつながっていて、私達みんなで1つなのです。
 
 
そして、健康な人々は、いつでも右脳の世界に入るか、または左脳に世界に入るか選択することができる。だから、できるだけ頻繁に右脳の世界に入ることを選択すべきである、とテイラー博士は言っています。このことが、より平和な地球を実現させるために必要なのだ!と、強調しているのです。

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彼女は、左脳のすべてが破壊されたために、左脳が司っていた言語機能、読むことも書くこともできず、記憶や人生の思い出が失われ、理性や時間感覚も失われました。その一方で、右脳の芸術家的機能が活発化するという内容でした。彼女は、「左脳マインド」「右脳マインド」と呼んでいました。イギリスの男性(49)は、すぐに回復していますから、彼女ほど脳にダメージを受けてはいないと思います。

 
けれども、「ミケランジェロ」に?と言うことですから、左脳の支配から右脳の支配になり、右脳が本来持っている才能が開花したことに
なります。世界のニュースに取り上げられるほどですから、素晴らしい絵を描く本物の画家になったものと思われます。

 
昔の日本の画家は、これから描こうとする風景を意識をしながら、一週間も10日間も、ひたすら眺めてから一気に描いたそうです。過去の記憶が止まり、雑念がなくなり、思考の停止の瞬間をじっと待っていたように思います。過去の記憶は滝のように、押し寄せてきています。ほんの一瞬でも、止めることができたら、本来の素晴らしい才能や叡智が浮き出てくるのです。


>彼女は、右脳の世界は、過去・現在・未来という直線的な時間も
>なくなり、あるのは「今」だけ、自分が周囲の人々、周囲の世界と
>つながっていることを実感できて、至福に満ちた世界である!と、
>説明されています。

 
昔の日本の画家は、画家ですから脳は元々右脳が支配していると思います。さらに、テイラー博士のように時間が止まり、「今」の瞬間しかない完全な右脳の世界になるまで、待っていたのかも知れません。

 
その世界は、至福に満ちた世界に近づくわけですから、その間の一週間や10日間は、幸せの感覚を味わうことになります。そして、至福に満ちて来ると自然の世界と完全につながり一体化したのです。創作意欲が湧き、絵が天才的にうまく描けるようになり、至福に満ちた世界になるのですから、右脳の世界は素晴らしい世界です。

 
左脳のすべてを否定するのではなく、左脳の支配を否定しているのです。右脳が支配して左脳が補佐する、全能マインドが理想的です。現代人はほとんどが左脳支配になっていますから、左脳から右脳に転換するだけで、理想的な全能マインドになります。イチロー選手の方法が、その突破口になります。

 
それにしても、右脳の教育の第一人者の七田先生が亡くなられて、右脳のパワーを世界中の人が確認できる現象が立て続けに起きています。イチロー選手の話題も、「無意識」の状態から自分を切り離す!
つまり、今の瞬間に生きるための左脳支配から右脳支配への転換でも
あります。スポーツの世界でも右脳マインドは天才になれるのです。

 
イチロー選手は、今日も、連続試合安打を「26」試合に伸ばして自己記録を更新しました。これは、マリナーズの球団新記録でもあります。彼は、連続試合安打についてのインタビューでは「関心はないこともないが、執着もない。安打を打つことは純粋にうれしい」と、話したそうです。
 
 
「関心なくないが、執着もない!」とは、ますます右脳マインドになっています。皆さんも、自分の活躍している分野で、右脳マインドで夢を叶えて下さい。


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