「お金」に対する偏見はどこからくるのか


「お金」に対する偏見はどこからくるのか



私は、学生の頃から、職業上、あらゆるジャンルの本を、数え切れな
いほど読んでおります。しかし、「お金」に関する本は避けていました。成功に関する本の中に出てきても、成功原理にしか関心がなかったので、「お金」に関しては気が入らず、目で追うだけだったのです。「お金」儲けなど、富の道は、名誉の道ではないという、子供の頃から植え付けられた観念が壁を作り、無意識に避けていて、「お金」に対しては、本心から真剣に向き合うことができなかったのです。


日本人には、だれにも、このような「お金」に対する呪縛のような固
定観念があると思います。


江戸時代の儒学者は鈍(なまく)らで、『君子は義に諭(さと)り、小人は利に諭(さと)る』の解釈を、本来は、「君主は何かことをするときに、それが義にかなっているかどうかを考え、小人は自分の利益になるかどうかを考える」と訳すところを、義は良い事で、利は悪い事であると解釈した。


そして、君主は、良い人(行いの立派な人)、小人は、悪い人(つまらない人)、と、いう意味にまでなったのです。 「日本国民に告ぐ」小室直樹著より。


この例からもわかるように、「お金」を儲けて利益を得ることは悪い
人がする悪い事!という教えが、江戸時代から日本中に浸透してしまったのです。孔子孟子も、朱子学にも利益を追求することは悪い事とは、どこにも書いていないのに、日本では、金儲けは、後ろめたいこと!という社会通念ができあがってしまったのです。


このような清貧が美徳の思想は、江戸時代から植え付けられたもので、蓄財を欲張りとみなし、戒めていたのです。私も、「お金」に関して詳しく分析するまでは、三つ子の魂百までも!ですから、子供の頃に教え込まれた影響で、心のどこかで、「お金」を蔑視していました。しかしながら、「お金」の本当の意識レベルが判明してからは、今までの誤解を解消しょうと意識しました。そして、どんな情報でも受け入れる様にして、積極的に「お金」に向き合うようにすれば、なるほど!と、うなずけるようにもなりました。


ですから、日本人の多くは、「お金」の話題も、本も、情報も、本当
は、知りたい気持ちもあるけれど、潔(いさぎよ)し、としない観念があるので、避けているように思います。


そのような「お金」に関する書籍の中には、真理もあり、参考にもな
るので、何冊かは、読まれる事をおすすめ致します。毎日使っているので、わかっているようで、意外とわかっていないのが「お金」です。「お金」に関しては、多くの日本人は偏見があるので、見えていないことがたくさんあります。


日本銀行券とかそんな格式ばったことではなくて、金銭哲学とか、「お金」の本当の気持ちとか「お金」の周波数に波長を合わす!とか、お金持ちであれば、誰でも当然わかっているような、「お金」と心の関係で、見えていないものがたくさんあるのです。


そこで、「お金」に対する偏見や意識を変えて、少しでも「お金」の周波数に波長を合わすことができたらと思い、書き込み式の「お金」
の天恵シートを創ってみたのです。


先祖代々、「お金」に関してしみこんだ、偏見を解消するために、「お金」に対しての感謝の気持ちや宣誓文を毎日書き込むのです。



「お金」の天恵シート