涙にも色々な効用 M3301

涙にも色々な効用
 


目を潤してる涙にも色々な効用があります。これから科学が進歩すると、唾液や涙やホルモンなどの解明がますます進んできます。これらの分泌液の驚異的な働きで、人間は、三次元の身体であっても、ほとんど神の領域に近づくほど、すぐれたものを持っていることになります。遺伝子のDNAなども脅威的ですから、今さら驚くこともありませんね。

 
さらに、高次元のエネルギー体や、氣のエネルギーが解明されると、今までの神秘的なことが、神秘的でなくなってきます。それでも、現段階でも、唾液は、「成長ホルモン」「長生きホルモン」「ストレス解消ホルモン」など、唾液はホルモンの宝庫!リゾチームやペルオキシダーゼ、ラクトフェリン、カタラーゼなどの抗菌作用や免疫作用、発がん物質を強力に分解する酵素の宝庫!

 
さらに、唾液は「仙人の長寿薬」と、老子が絶賛するほどですから、
現状の知り得る範囲でも、今までの消化酵素のほかにも、驚くべき効用がありますので、意識してその恩恵を受けるべきです。老子道教では、唾液のことを津液(しんえき)と言い、重要視しています。これは、先ほど、Kさんから電話で教えてもらいました。

 
道教における身体修法の一部である。朝、起きると修行者は津液(唾液)を飲み込み、また歯を左右それぞれかちかちと噛み合わせる。これは体内においては雷鳴、つまり天鼓であるとされる。これは、氣を巡らす修練になるそうです。「玉池清水、霊根に灌そそぐ」とは、「玉池清水」とは、口腔内の唾液(津液)を指しており、「霊根」とは舌を意味しているそうです。

 
人はいつも「叩歯法」によって歯をカチカチ噛み合わせることで唾液を分泌させ、口や舌を潤しておくと、精神の安定に役立つことを暗示しています。腎の液は唾であり、唾液を貯めてこれを飲み込むことで、腎気が強められ、腎気が強められると、腎の志である恐れや驚きが減ぜられ、心に落ち着きを生ずる道理である。

 
唾液を大量に分泌すると、血液と氣の巡りが円滑になり、心身共に良くなる事が太古の昔からわかっていたのです。アメリカの野球の選手は好んでガムを噛んでいますが、集中力のアップ、精神状態の安定といった効果があるので噛んでいるそうです。これも科学的に分析すれば、唾液が大量に出るから、その効果が出るのです。女性の方からも健康面での質問がありました。

 
唾液の分泌量は残念ながら加齢とともに減少し、特に50歳代以降の女性において著しいといわれています。唾液腺は、奥歯の内側に2ヵ所、舌の下がそれぞれ左右対称の対になって、合計6ヵ所あり、主に、ここから唾液が分泌されます。その他、唇の内側や粘膜などにある小さい腺からも分泌されます。ですから、歯茎の内側や舌の横なども念入りにブラッシングをすると、唾液腺を刺激して、大量に分泌されるのです。

 
大量に分泌されれば、されるほど、体には良いそうです。人の唾液は、1分間に約1ccの唾液を出しているそうです。個人差もありますが、1日に1リットルから1.5リットルも分泌しているそうですから、多いほうの1.5リットルを意識して、心がける事が賢明なことと思われます。噛めば、噛むほど、唾液の量が増えます。唾液はストレスにとても敏感です。緊張やストレスを感じた時は、口が渇きますから、意識して唾液を出すことです。

 
唾液の分泌は、自律神経によってコントロールされています。リラックスして副交感神経が活発になると、唾液の量は増加し、逆に緊張し、交感神経が活発になると減少します。ストレスが多い生活をしていると、唾液分泌が低下してしまうことになります。実際に口腔乾燥症状を呈するものがあります。

 
食事中にお茶やジュースなどの飲み物で水分補給し、食べ物を流し込むような食べ方を続けると、唾液が十分に分泌されなくなって、「ドライ・マウス」になるそうです。「ドライ・アイ」はよく聞きますが、「ドライ・マウス」とは口腔乾燥症のことです。よく噛んで、たくさん唾液を出すことが大切ですね。

 
唾液の分泌量が増えると、食物の美味しさを実感し、口腔中の浄化・殺菌や歯肉の血流が促進され、また、口の中の粘膜を保護するという
役割も持っています。また、口腔内のPHの変化を最少に保つ緩衝作用も担っています。酸っぱい物を食べたとき、唾液が沢山分泌するのは、酸味を中和するためで、条件反射にもなっています。

 
レモンや梅干をイメージするだけでも唾液は出てきますから、脳は反射的に中和することを考えているのですね。最近では唾液中には免疫物質が多く含まれていることも、わかってきました。発ガン性物質を解毒したり、低下させる働きがある酵素も含まれていますから、唾液を多く出すことが万病の予防にもなります。

 
唾液腺ホルモンのパロチン=『若返りホルモン』と言われ、老化しやすい、歯・眼・生殖器の機能を維持する働きもあります。現代は、インターネットや携帯の普及で、人と会話をする機会が少なくなり、声の発生からの唾液の分泌が少なくなっています。

 
声の発声は、唾液の分泌のほかにも松果体からの脳内ホルモンの分泌を促しますから、相乗効果が期待できます。

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インドも中国も日本も、マントラ、お経、祝詞と声を出して唱える文化が継承されていて、唱えてきた僧などは、頭脳は明晰、健康で長寿だったのは、唾液を多く分泌したからだと思われます。もしかしたら、唾液を多く分泌させるように、古代の叡智が意図的に作ったのかも知れません。



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頭脳は明晰、健康で長寿を望まれるなら、さらに、インフルエンザの予防、万病の予防、そして、美容と健康のために、おまけに、若返りのためにも、舌のブラッシング、能望、五十音、般若心経の真言の実践をお勧めします。

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