カオスの縁

カオスの縁


カオスの縁』とは?「創発現象」とは?

 
今まで、混沌とした無秩序の状態(カオス)と、整然とした秩序の
状態を注目していましたが、この二つのちょうど中間に、最近わかってきた『カオスの縁』(Edge of Chaos)という言葉があります。

 
混沌のことをカオスと言います。コンピューターの進化とともに明らかになってきた複雑系のカオス理論のことです。世の中の一般的な能力開発は、従来の唯物論での機械的に物事が進むと考えている、学校で教えている古典科学を基盤としているので、複雑系のカオス理論の知識が必要だと思います。

 
ニュートン力学のように、線形であれば、結果が原因に比例するから、努力に比例して、思い通りに物事が進んでくれますが・・・。私たちの世界は、複雑系のカオス理論に支配されている非線形なので・・・。非線形な数式とは、「結果が原因に比例しない数式」ですから、何もかにもが、自分の思い通りにはならい、世界に生きているのです。

 
けれども、最近、この非線形複雑系の世界であっても、無限の可能性と創造的な未来を切り開く「場」が見つかったのです。コンピューターの進化により すべての複雑系は、混沌と秩序を、ある平衡に導く力をもっていることがわかったのです。その、平衡点のことを、『カオスの縁』と呼びます。

 
カオスの縁』は、新しいアイディアや革新的な遺伝子型が今までの価値観や、古い要塞が打ち砕かれるところでもあり、この『カオスの縁』こそ、驚くべき可能性を秘めているということが、生物学や社会学、コンピュータ科学の分野などからも、次々に明らかになってきました。

 
また、単純なものから複雑なものが生まれる仕組みを明らかにする複雑系科学では、「創発」と呼ばれている現象があります。生命の誕生から、脳の発生、創造の過程など、「創発現象」が、生命を生命らしくするのに必要不可欠な性質の一つと考えられています。この創発現象が、『カオスの縁』から生まれるのです。

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創発現象とは?



1.要素間の相互作用によって、全体として新たな特徴や構造が出現すること。
 
例: 細胞→組織→器官→個体→生態系、社会

部分の和が全体でないような状況


2.新たな機能や構造が時間経過に伴って出現すること。
 
進化の過程で、多種多様な生物が出現する。

 
[秩序]と[カオス]の中間にある[カオスの縁]は「豊穣の源」であり、
そこでは予想もしない複雑な構造が突発的に、自己組織化(自発的・自律的に発現)し、こういった現象を「創発(Emergence)」と呼んでいる。

 
長期間安定していた生物種が突然変異して新種を作り出したり、人類が20万年前突然に言語を獲得したり、バブル発生やIT革命などが「創発」現象である。また、震災直後の避難所で「コミュニティのユートピア」が「創発」したといわれている。


こういった「創発」や、自己組織化の特徴は、ボトムアップの現象
(下からの積上げ)であり、設計やプログラムによるトップダウン
(上からの指示・強制)の現象ではないということを強調しておきたい。また、こういった知見は、コンピュータの発達がもたらしたもの
であり、最近になって人類が初めて知ったことである。

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カオスの縁』や、「創発現象」を、調べていたら、フラクタルに至り、導かれました。

 
臍下丹田の奥に、六徳⇒虚空⇒清浄⇒阿頼耶⇒阿摩羅⇒涅槃寂静と、
意識を沈めることが、心を開き、このような有り得ない奇跡のシンクロを招くのです。
スパイラル.gif

 
スパイラルで加速して沈めることができるので、涅槃寂静の如意の思いのままの世界に至るのかも知れません。複雑系非線形の世界だからこそ、有り得ない事とあきらめてしまっている人にも、この図形を見れば、奇跡が起こる事がわかってもらえると思います。


カオスの縁』と言うのは、丹田の奥の奥、命数の 阿頼耶⇒阿摩羅と至り、⇒涅槃寂静の「場」であることが、上述の文面からも明らかです。Uの字の底でもありますから、(Edge of U)の「場」です。「創発現象」と言うのは、エネルギーの共鳴であり、心を開いたシンクロ現象そのものです。そして、奇跡が起きることです。

 
そして、ここで紹介した、フラクタルの図形は、有り得ないことですが、左巻きの渦と右巻きの渦ですから、降龍・昇龍そして、成龍です。私達の複雑系の社会であっても、

  
カオスの縁』から、心を開いたシンクロ現象=「創発現象」が頻繁に起きて、有り得ない奇跡を実現することができるのですから2007年に与えられた天恵はすごいことになります。2008年までの3ヶ月間は、『カオスの縁』の場から「創発現象」と奇跡の連続を招くのです。そして、来るべき正念場に対処できるよう備えるのです。あらゆる創造の源が、私達の心の奥に、唯心の浄土に眠っているのです。