疲労大国 M6021

疲労大国


かんたんに[セルフイメージ]を高める方法

 
これは、先日も紹介しましたが、ジョン・デマルティーニ博士も、松下幸之助氏も、肥田春充(ひだはるみち)氏も、政木和三博士も、なぜか、幼少の頃のセルフイメージが最悪なのです。そして、幼少でなくとも白隠禅師は、若い頃は医師に見放された程の難病でしたから、セルフイメージは最悪だったのです。

 
それそれが最悪のセルフイメージの物語を持っているのです。

  
ジョン・デマルティーニ博士は、学習障害児であると診断され、人生でいかなる成功も期待できないと烙印を押されました。

 
松下幸之助氏は、4歳の時、父親が米相場で失敗して一家が破産しました。そのために、小学校を4年で中退し、9歳で丁稚奉公に出されています。

 
さらに、青年の時には、人生で最大の不幸感と絶望感に支配され、失意のどん底を経験するのです。

 
肥田春充(ひだはるみち)氏の幼少期は病弱で痩せ細り、2度も死の宣告を受ける程の虚弱児でした。

 
政木和三博士も、幼いときから胃腸が弱く“青びょうたん”などと言われていました。それに少々吃音で、それが引っ込み思案な子にしていたのです。

 
そして、白隠禅師も若い頃は、難病でしたから、セルフイメージは最悪でした。けれども、彼らは最悪のセルフイメージを、最高のセルフイメージに高めることができたのです。そして、素晴らしい成功を収めているのです。

 
幼少の時、あるいは青年の時のセルフイメージが最悪であっても、どのような方法でセルフイメージを高めて成功できたのか?それぞれの人物ごとに詳しく説明してあります。そして、国も、時代も、活躍した分野も違うのに共通している部分があるのです。それは、内在の力を開花させて、豊かな実を稔らせていることです。


≪かんたんに疲労が解消される方法!≫の中で紹介している、今までの疲労の原因は、二つありましたが、最新の研究成果からは、これらの二つの説がまるででたらめで、正反対であることがわかってきたのです。

 
日本は、「疲労大国」と言われております。「疲労」は「発熱」「痛み」と並び体の異変や警戒を知らせる「三大アラーム」の一つと言われております。「発熱」や「痛み」の仕組みが、かなり解明されているのに比べて、疲労がどのように生じ、なぜ感じるのか、今まではよく分かっていませんでした。

 
今まで、疲労の原因には、乳酸説が有力でした。筋肉で生じた乳酸が血液を介して脳に流れ込み、筋肉疲労を脳に伝えたり、脳の疲労の原因物質になったりするという説です。そして、脳内ホルモンのセロトニンの増加説がありました。最新の研究成果からは、これらの二つの説がまるででたらめで、正反対であることがわかってきたのです。

 
今まで、疲労の原因は、乳酸の増加説と、セロトニンの増加説の二つでした。今ある専門書やインターネットの情報の中にも、この説が書かれております。医学書や学校の保健の教科書のほとんどが従来の誤った説だと思います。

 
ところが、大阪市立大学の渡辺教授が「疲労神経回路説」を提唱し、
乳酸の増加は、疲労を和らげ、セロトニン疲労すると減少する!と
いう、まったく逆の現象であることが最近になってわかってきたのです。脳内には、20種以上の脳内ホルモンや、神経伝達物質、そして、たんぱく質のサイトカインなどが、微量でも重要な役目を果たしております。

 
これらのホルモンは、ナノとかピコとかの単位で、目には見えない超微細な世界なので、今まではその解明が困難だったのです。ですから、誤った説が主流を占めていたのです。現代に至っても、疲労に関しては、ほとんどの医療機関が曖昧な状況ですから、その対策も10年前とは変わっていないのです。

 
新しい学説が発表されても、慢性疲労を感じている人の数が減る分けでもなく、現代の日本は6ヶ月以上続く長期的な疲労感を持つ人が少なくとも3千万人以上が存在している“疲労大国”には変わりがないのです。この慢性疲労は、免疫力を下げて、多くの病気の元凶にもなりますから、早期に解消しなければ深刻な事態になってしまうのです。

 
はっきりと原因がわかり、脳にエネルギーを与え、減少する脳内ホルモンを分泌させれば、疲労は回復できて、元気になれるのですから、朗報なのです。