『許し』の欠如 M3521

『許し』の欠如




鏡の法則」の感想より--------------------------------------


お久しぶりです。びっくりしています。私は今日母に反発し、腹を立てて仕事を途中でやめかえってしまい今日一日気分の悪い思いをしておりました。原因は、母が私を馬鹿にして「気がふれた」のかあんたは、
といわれてそれに、お客の態度に腹が立っていたのです。そんなとき、この記事を読み私はお客にいじめられている??私への回答だ!!!


その原因は、私の暴言ですが、常識のないお客にいつも腹を立てている自分が居ます。おきゃくがする非常識な事とは**平気で人の前でたばこをふかす。*「人の悪口」しかしながら、私が反省をするべきなのだと教えてもらったようです。涙が出てきました。


私も父を恨んでいます。なので、世間の男性を尊敬できません。母にも言いたい事はたくさんあります。でも、感謝を忘れていました。「売り言葉」に「買い言葉」を吐いてしまいだめなのは、わたしなのだと思いました。


幼い頃から母子家庭なのですが、母にも会うのは一年に2〜3度でしたから恨んでいます。どうにか、この気持を水に流したいのですがなかなか、できません。問題児はわたしでしたね。今日はありがとうございました。

                                                                                                    • -

 
メールありがとうございました。


>しかしながら、私が反省をするべきなのだと教えて
>もらったようです。
>涙が出てきました。


自分の心の中と重なれば、それが答えになりますから、共感して感動してしまいますね。自分のこととして反省できる人は、気づきに至っています。素直に受け止めれるから涙が出てくるのです。何人かの人からも、途中でこみ上げてきて、涙があふれて読めませんでした。というお電話を頂きました。皆さん、それぞれ感じ方は違いますが、共感したから琴線に触れるものがあったのでしょう。


>私も父を恨んでいます。
>なので、世間の男性を尊敬できません。
>母にも言いたい事はたくさんあります。
>でも、感謝を忘れていました。


「人を恨む」ということは愛することと正反対になります。人を恨めば穴二つ!ということわざがあるように、「人を恨む」ことは、相手にとっても自分にとっても良くないことが起きます。穴とは墓穴(はかあな)のことですから、まさしく「墓穴(ぼけつ)を掘る!」つまり、死に至るほどの最悪なことが起るのです。人を恨む傾向のある人は、「あの人だけは絶対に許さない!」と、言ったりしますが、一人だけでなく、たくさんの人を恨んでいます。

 
ほとんどが相手の不幸や苦しみ、そして死を願っているようですが、恨めば恨むほど、憎しみが深ければ深いほど、自分自身に同じような不幸を呼び込んでいることになります。いじめられている子に一番最初にアドバイスすることは、相手を恨んだり、憎んだりしたらだめだよ!と、諭します。

 
「あんな子なんか死んでしまえばいいんだ!」「死んでも許さない!」
と、いじめられている子は、かなり恨んでいますが、いじめる子は、それに反応して、面白半分でいじめているのです。いじめられている子に、今後に起きる現象をじっくりと説明して、人を恨まないことを納得してもらうのです。親も一緒に相談にくる時もありましたが、親子が一緒にいじめる子を恨んでいる場合が多いので、色々な例を説明しながら納得してもらいました。

 
はじめは、変なことをいう人だな!と思われ、反発されますが、子供の場合は効果が早いので、後になって納得してくれるケースもありました。一般に、いじめられている子には次から次と悪いことが起きて、最悪の場合、自殺をしてしまいます。これは、いじめがエスカレートするのも、死に至るのも、ほとんどの場合いが、自分の恨みが招いているのです。

 
これが『鏡の法則』です。にわかには納得できないことですが、心の働きは同じ現象を引き寄せますから、鏡の法則』は引き寄せの法則でもあるのです

 
人間関係の天恵シートでも、相手に対して、自分が謝り、感謝をします。いじめの場合も、理不尽のようですが、相手を許し、相手に謝り、相手に感謝する気持ちを持つのです。このような気持ちでいると、対人関係も、いじめも自然となくなるのです。人を恨むことからは絶対にいい結果は生まれません。

 
これは宗教でも何でもありません。心の働きです。「汝の敵を愛せ!」という聖書の言葉があります。例え、つらい目に合わされても、敵対する相手を憎まず、相手を許して愛するようにすれば、心に平安が宿り、自分も相手も良くなるのです。

 
>どうにか、この気持を水に流したいのですがなかなか、できません。


人生に行きづまりを感じるとき、真に望むものを引き寄せられないとき、原因はしばしば『許し』の欠如にあると言われています。どうしても許せない誰かがいたり、あるいは、自分自身を許せなかったり、いずれにしても、過去の感情、記憶、出来事に固執することは、まちがいなくエネルギーを滞らせ、ほしいものを
引き寄せる力を低下させます。

 
『許し』や愛や感謝は、非常に意識レベルの高いものですから、ネガティブな意識を持っている人にとっては非常に困難なことです。あの人だけは、死んでも許せません!ましてや感謝なんて、とんでもない!となるのですが・・・。この感情は、相手ばかりでなく、自分にも悪い影響を及ぼすのです。

 
日常の生活も、願い事も、すべてに自分の思うようには行かなくなるのです。もう気づいているから、反省して、感謝する気持ちがあるから、メールを書いてくれたのだと思います。水に流して、感謝して、親子ともども幸せになってください。