経済的自由を確実にするために M5521

経済的自由を確実にするために part1

 
長引く不況の中、多くの人達が悲しいことに、失業したり、アルバイトになったり、私のところにも経済的な相談が寄せられています。派遣社員の相談は落ち着きましたが、最近は働き盛りの人達からの相談が増えております。ちなみに、遠隔ヒーリングで最も多いのが[富のパワー]ですから、不況の深刻さが伺えます。例え、定職にあるサラリーマンであっても、個人で商売をされている人も、多くの人は収入が減って厳しい状況にあります。

 
多くの人が『ラットレース』から抜け出せないで、お金の奴隷になっているのが現状です。一般に80歳まで生きると、2回ほど経済的な不況を経験する!と、言われております。今回の不況は100年に一度の深刻な大不況ですから、私達は、運の悪い巡り会わせに生まれたのでしょうか?天は私達に試練を与えているのでしょう。戦争中に少年期や青年期を過ごし、犠牲になった人達や、その過酷な時代を生き抜いてきた人達は、もっと大きな試練でしたから、それに比べたら、まだまだ何倍も幸せだと思います。

 
神は乗り越えられない試練は与えない!と、言われていますが、神様は、私達に成長を促すために試練を与えてくれているのです。何かを試されているのかも知れませんが、いつも希望を持って意識レベルを高める方法で試練を乗り切るべきです。ところで、「ラットレース」と言えば、「金持ち父さん、貧乏父さんの」の本から生まれた言葉です。働いても、働いても、一向に資産が貯まらない様子が、輪っかの中で、クルクル回っているネズミに似ていることから「ラットレース」と名づけられました。「いたちごっこ」とも言われています。

 
この本は、日系ハワイ人のロバート・キヨサキ氏が書き、世界的なベストセラーになりました。そして、続編の「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」(日本語版2001年)という本では、「クワドラント」という言葉が脚光を浴び、命が吹き込まれました。この概念は、余りにも的を得ていたので、世界中の人々に衝撃をあたえました。このキャッシュフロー・クワドラントとは、収入がどこから入ってくるかによって4つのクワドラントに分けています。クワドラントとは、もとの意味は、円を4等分したもの(Quadrant)です。

 
円ですから、マンダラ(幸せの和)にも似ています。本の中では、大多数の人は、この円のある領域に洗脳されて引き付けられている!とも書いてありますので、神秘的な見方もできます。
 
 
この本は、ベストセラーだったので、ご承知の人もいると思いますが、10年前には自分には関係のないこと!と、ピントこなかった人も、現在の厳しい経済情勢の中で、この本の金持ち父さんの教えが必要になってきた!と、思っている人もいる思います。私は、金持ち父さんの本を10年前にはじめて読んだ時、なるほど!と思いましたが、お金のことばかりなので、個人的には、あまり好感を持てませんでした。今になって考えてみると、とても説得力があるので、最近のお金もうけノウハウの元祖になり、厳しい環境から試練を乗り越えるためには良い教科書になると思っています。

 
例え収入が10倍になっても、宝くじに当っても、お金の流れを意識して、お金持ちになる領域に参加しなければ経済的な自由は得られません。日本のトレンドはアメリカには何年も遅れていますが、現在の日本の厳しい経済状況には、金持ち父さんの教えがもっとも必要な気がしております。

 
この本を読んだことのある人は、10年前からキャッシュフロー・クワドラントの実践を意識して、コツコツと積み重ねていれば、自分も金持ち父さんのようになれたのに!!、と、思っている人もいるのではないでしょうか?ところで、ロバート・キヨサキ氏は過去に破産してホームレスになっています。破産して家を失ったキヨサキ氏は、車中での路上生活の事も彼の本に書いてあります。

 
しかも、2回も破産して、ホームレスになっているのです。あの世界的に成功して大富豪になったロバート・キヨサキ氏が何度も失敗しているのですから、失敗から学ぶことは大きいと思います。そして、彼は、以前の『ラットレース』にだけは戻りたくないと、じっと再起のチャンスを伺い『ラットレース』から抜け出すことができて、見事に立ち直り巨額の富を築いています。彼はどん底の逆境を体験して、金持ち父さんの教えに従い、再起を果たすことができたのですから説得力があります。

 
一文無しで、借金をかかえた状態から成功してお金持ちになったのですから、今の時代こそ金持ち父さんの教えや、彼の生き様を参考にすべきだと思います。金持ち父さんの教えにも、「成功するまでには、会社の2つや3つは失うかも知れないよ」 というのがあり、金持ち父さん自身も20代の時に、会社の倒産の経験があります。

 
「あれは私の人生で最悪の経験でもあり、最良の経験でもあった。もちろんすごく嫌な思いもしたが、多くのことを学んだ。おかげで、間違いをただし、最終的には失敗を大きな成功にかえることができたんだ」 と、金持ち父さんが語っております。失敗しても、希望を失わないこと!人生には苦難がつきものですから、常に希望を持って前に進むのです。100年前に、日本からロバート・キヨサキ氏の祖先がハワイに移住して、日系人が100年後の日本の人々に豊かに暮らすために教えを与えてくれているのですから、見えないところで、つながっているのかも知れません。
 
  
10年前の、キヨサキ氏の世界を席巻した理論は、経済的自由なしには、本当の自由を手にすることはできない。今までの工業社会のルールが変わったのだから、これからは、情報社会のルールで生きていかなければならない。情報社会では、国家の年金も、企業も、あてにはならないので、『ラットレース』から抜け出し、自分は自分のお金の流れの向きを
コントロールして、経済的自由を確保しなければならない。そのために、「キャッシュフロー・クワドラント」という概念が大切になるのです。と、このような内容でした。
  
 
キャッシュフロー・クワドラント」の図では、収入を得る方法の全てを単純な4つに分類し、しかも、なぜ金持ちは金持ち、貧乏人は貧乏人
なのか、さらに貧乏人から金持ちの世界にいける方法は何なのかについて、明快に示しています。この本をキッカケに、多くの金持ちではない層が、金持ちの世界にチャレンジする様になったのです。