プラーナ M1201

プラーナ



心と体と精神の三者の統合は、意識の深い部分で「瞑想」をつうじて、心と体という二元性を超越した時のみに達成される!と、考えられてきました。

 
しかし、あいにく一般的な「瞑想」は、指導者がついて、念入りに
準備したうえでないと行えない!という難点があります。果たして、それ以外に、心と体と精神の三者の統合を実現する方法はないのだろうか?瞑想を勧めたのも、太古のインドの賢人ですが、瞑想以外の方法でも、太古の賢人達が、プラーナという形で、三者の統合を実現する方法を教えてくれています。

 
プラーナは、心や体の中で起こるすべてに存在し、精神の深い領域から直接流れてきます。そして、人生のあらゆる側面に知性と意識をもたらしてくれます。プラーナは、「生命力」とか「生命エネルギー」と言われていますが、精神の深い領域である「命の源流」=「統一場」から流れてくるのです。

 
私達は生命エネルギー(プラーナ)を 肉体の器官である口や鼻、皮膚を通して体内に取り入れています。それを「呼吸」と呼んでいますが、「命の源流」には純粋なプラーナそのものが充満しています。

 
プラーナの語源は パラ+ア+ナ  パラは「空」=「命の源流」=「絶対」の意味になります。アナは「食べ物」の意味です。

 
宇宙のはじまりの音が「アー」で、ナがそのアーをつかんで食べます。という意味です。絶対の根源の中にある食べ物 =プラーナ(生命エネルギー)。私達が相対世界と呼ばれる現象世界を超えて絶対世界と呼ばれる「空」=「命の源流」=「統一場」を直接体験する時、つまり、肉体を通して呼吸という形で、生命エネルギーであるプラーナを取り入れるだけでなく、プラーナが内側からも自然に湧いてきて満たされるのです。

 
プラーナ(生命エネルギー)があればあるほど心や体に活力が生まれるのです。マントラ真言を唱えることで、太古の賢人達がプラーナが内側から自然に湧いてきて満たされることを教えてくれたのです。

 
能望や五十音、そして、大いなる真言の実践は、呼吸法も兼ねておりますが、プラーナが内側から自然に湧いてくるのです。

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これらの実践を積み重ねると、腰の骨の仙骨から背骨にかけて生命エネルギーが湧き出て、ものすごく熱いエネルギーを感じるようになります。臍下丹田の一点に意識を向けると、仙骨から背骨を昇り、全身の細胞に生命エネルギー(プラーナ)が満たされ行き渡ります。

 
そして、生命エネルギー(プラーナ)と意識が同調して、生命エネル
ギーの意識が、どんどん広がり、部屋全体、建物全体、地域全体、日本全体、地球全体、太陽系、銀河系、宇宙全体、次元を超えた宇宙全体へとどんどん意識が広がります。そして、自分の意識が宇宙全体に溶け込み一体化するのです。

 
これは、多くの体験者が実証してくれているので、特別な「瞑想」を
実践しなくとも『命の源流』からの生命エネルギーが高まるのです。能望や五十音、そして、大いなる真言の実践は、安全な「瞑想」の一種とも言えるのです。

 
太古から伝承されている東洋の思想では、私達人間には、心と体と精神の三者が存在し、これらの三者の統合を成し遂げた人が、人生をコントロールできる人! 人生を思い通りに生きれる人!人生をマスターする人!と、言われてきました。

 
意識を深めて、心と体の二者の調和をはかるだけでも、シンクロや
奇跡が頻繁に起きてきます。さらに、心と体と精神の三者を統合すると思うことが実現できて、病気に無縁で、毎日元気に至福の喜びの
状態で暮らすことができるのです。純粋な至福と喜びの状態は、純粋な愛の現れでもあります。

 
そして、心と体と精神が調和して、一つに結びつけばつくほど、『命の源流』=無限の叡智に近づき、心や肉体の束縛から自由になれるのです。生命エネルギーのことを、インドでは「プラーナ」 、中国では「氣(チー)」 、日本では「氣」 、西洋では「オーラ」と呼んでおります。

 
この生命エネルギーがあればあるほど、心や体に活力が生まれるので、東洋の叡智は、太古の昔から、生命エネルギーを重要視してきたのです。そして、注目すべきなのは、この生命エネルギーは、心の奥の根源にある精神からも、創造の源である、無限のパワーからも流れ
てくるのです。

 
生命エネルギー=氣が出る最高の脳波は、シータ波になります。瞑想を実践しなくとも、理想的な呼吸法で、日常的な生活を営みながら心と体と精神の三者の統合を実現できるのです。